玉井大翔 同学年・西川の復帰を歓迎 92年度組の歓迎会は実現するか「想像するに遥輝が…」
2019年7月3日の西武戦、この試合のヒーローとなった玉井(右)と西川
うれしい5年シーズンぶりの共闘
日本ハムの玉井大翔投手(33)が5日、自主トレを行っているエスコンフィールド北海道で取材に応じ、同学年で親交のある西川遥輝外野手(33)の復帰を歓迎した。
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野手目線で助言をくれた過去に触れ、来季の共闘に期待。阪神とのトレードで加入した島本浩也投手(32)を含め、同学年5人による歓迎会実施プランについても言及した。
うれしいニュースだった。5年ぶりに西川が帰ってくる。エスコンで黙々とトレーニングに励んでいた玉井は「もう、うれしいですね。一緒にやっていた仲間がまた戻ってくるので。しかも同級生ですし。またチームを盛り上げてくれればな、と思います」と再会を心待ちにしていた。
エスコンフィールド北海道で自主トレを行う玉井=撮影・榎本真之
今にも生きている貴重な助言
玉井が日本ハムに入団してから、投手と野手で別行動が多かったものの、ことあるごとにグラウンド内外でコミュニケーションを取ってきた。気兼ねなく意見交換できる貴重な存在で「同級生でご飯に行ったりとか、たまにしていました。投げている姿をセンターから見てくれて、いろいろアドバイスもくれていました。配球のこともそうですし、フォームのことも言ってくれて。バッター目線で、もうちょっとこうやって攻めたらいいんじゃないか、みたいなことも。すごい、ためになるなと思っていました」と感謝した。

西川遥輝の魅力とは…
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もちろん、純粋にプレイヤーとしての能力も認めている。西川ならではの強みがあり、チームに好影響を与えると確信している。
「今は大味な選手が多いというか、そんなイメージがありますけど、遥輝の場合、細かいところ(が優れている)。例えば盗塁の技術や守備のポジショニングとか、そういうことも含めてうまさがある選手かなと。出塁率も高いですし、すごく頼りになると思います」
2020年10月2日のソフトバンク戦、試合前練習で玉井(左)の投球フォームをまねする西川
チームの土台を支えるベテラン5人衆
伏見とのトレードで阪神から加入した島本も同学年。加藤貴、山崎を含めて来季は92年度生まれが5人となる見通しだ。年齢的にユニホームを脱ぐ選手もいるが、玉井は「この年になってこれだけ同級生が増えるとは思っていなかったので、そこもうれしい」とにっこり。歓迎会実施の可能性に触れると「想像するに遥輝が『いや、歓迎会やってや』と言ってから、加藤がちょっと動き出すぐらいのイメージかもしれないです。僕は言われるがまま、という感じです」とリアルな読みを口にした。
ミレニアム世代にも対抗できるような個性豊かな顔ぶれが揃う92年度組。玉井は「若手も勢いがあるので、それに負けないように頑張ります」と宣言。悲願のリーグ優勝、日本一に向けて、ベテランの力が欠かせない。
