【一問一答】達孝太 再三のピンチも粘りきって無失点 「初回10点ぐらい取られるんじゃないかなと(苦笑)」
6回無失点と好投を見せた達=撮影・松本奈央
■2025 パーソル クライマックスシリーズ パ ファイナルS第1戦 日本ハム1-2ソフトバンク(10月15日、みずほペイペイドーム)
日本ハムの達孝太投手(21)が先発し、自身初のクライマックスシリーズ(CS)登板。初回にいきなり1死満塁の場面を迎えるも、首位打者・牧原大を併殺に切って取ってピンチを脱した。その後も走者を背負いながらも要所を締め、6回6奪三振の無失点と試合をつくった。試合後の一問一答は以下の通り。
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―6回を無失点に抑えた
「初回、投げていて10点ぐらい取られるんじゃないかなと思いましたけど(苦笑)、なんとか粘って。初回を抑えらて結構、良い流れを持ってこられたと思うので、そこは良かったかなと思います」
―尻上がりに良くなっていった
「ちょっと癖があったかなというのは。相手が気付いているかどうかは分からないんですけど、それを(データ分析担当兼走塁コーチの)代田さんから言われて。ちょっと直してみたら、バッターの反応が結構、変わっていたので。それでメカニクスが良くなったという可能性もあるので、一概には言えないですけど」
―代田コーチに言われたのはいつか
「2イニング目終わり、3イニング目ぐらいですね」
―癖を直して、真っすぐが良くなったのか、変化球が良くなったのか
「両方ですね。両方、良い感じでまとまって。真っすぐも低めに集まって、フォークも低めにちゃんと集まったので、全部、良かったなと思います」
力投する達=撮影・岩崎勝
―初めてのポストシーズン登板はどうだったか
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「いや、でもそんなに変わらなかったという印象ですかね。リーグ戦2位だったので、勝っても負けても一緒だろう、ぐらいの気持ちで投げていたので。そんな感じでした」
―ペイペイドーム初登板。マウンドはどのように感じたか
「ちょっと序盤、真っすぐがふけるな、という印象だったんですけど。そのせいでちょっと引っかけていたのが多かったので。でも2イニング目以降はちゃんとアジャストできたので良かったです」
―登板前には雰囲気にのまれないようにと言っていたが、敵地の圧は感じたか
「(降板して)ベンチに帰ってから感じましたね(笑)。周東さんが出てきたところの盛り上がりは、普段見ないようなものだったので、すごいなと思いました」
―投げている時は感じなかったか
「投げている時はあんまり感じなかったですね」
―次の登板機会に向けて準備に入る
「そうですね。早めに回ってくると思います」

―投球内容に満足していないのでは
「でも調子があまり良くない中で、よく頑張った方かなと思うんですけど。でも、もう1ニングくらいいかせてほしかったんですけどね(笑)。まあまだ安心感がないんだな、という感じですけど」
―きのうの新庄監督の会見ではビッグマウスを期待されていた
「いやいやいや(苦笑)。(投手コーチの武田)久さん以外にも楽しみにしている人がいるんだなという(笑)。久さんはめっちゃ楽しみにしている(笑)。楽しませるようなことを言えたら、いいなと思いますけど」
―ピッチングで応えられたのでは
「そうですね。自分が想像していたより良かったです」
―もう一回、自分に回してくれと
「でも、それだったらダメじゃないですか(笑)。もっと早めに決めてくれないと(笑)。最終戦までもつれるような試合はしてほしくないので」