ファイターズ
《ハム番24時》10月12日

第1戦に2-0で勝利し、ファーストステージ突破に王手をかけた日本ハム。一戦必勝の戦い方が求められる短期決戦の中で、チームとしての意図が感じられたのが、八回無死一塁で、松本剛の代走として送られた五十幡の起用だ。
本人に話を聞くと「スタメンで出られるのがベストですけど」と口にしつつも、「短期決戦ではそういうことも言っていられないので、しっかり与えられたところで自分の力を発揮できるように準備していきたい、という思いが強いです」と、チームの一員として、何よりも勝利を追い求めて戦っていく姿勢を示していた。
きのうは残念ながら二塁への進塁はかなわなかったが、「試合後に清宮が『イソさんの存在感ってやっぱりでかいですね』みたいなことを言ってくれました」。チームメートたちもまた五十幡が切り札として控えていることに強い信頼感を感じている。
「この時期に真剣勝負できるというのもなかなかないことですし、野球ができることに幸せを感じています」と五十幡。チームの目標は、もう1勝して福岡行きのチケットをつかみ取ることだ。「昨年のリベンジをしたいですし、日本一を目標にやっているので、ここでは終われない、負けていられないなという気持ちがあります」。昨年、悔し涙をのんだ福岡の地へたどり着き、その先へ。スピードスターのパフォーマンスにも注目したい。