【一問一答】五十幡亮汰 侍ジャパン入り「周東さんだけじゃないと思わせるように」
紅白戦の1打席目に二塁打を放つ五十幡=撮影・小田岳史
しっかり自分を持ちながら冷静に
日本ハムの五十幡亮汰外野手(26)が8日、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本 vs 韓国」(11月15、16日、東京ドーム)の代表に選出された。球界屈指の走力、守備力を生かして国際大会で輝きを放つ。取材に応じた一問一答は以下の通り。
―侍ジャパン選出おめでとうございます
「ありがとうございます」
―率直な思いは
「うれしさは出てきますね。うれしい気持ちはあります」
―11月の侍は3月のWBCにつながりそう
「さっきは選んでいただいてうれしいと言いましたけど、うれしいとは言ってられないというか、選んでいただいたからには、3月の本大会に行きたい気持ちももちろんあるので、自分が求められていることをできるような準備はしたいなと思っています」
―求められていることは
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「ジャパンの中でたぶん、バッティングは期待されてはないと思うので。期待を上回ればいいですけど、いくとしたら大事なところでの代走だったり守備固めだったり、そういったところがメインになってくると思う。昨年のジャパンの時にも学びましたし、今シーズン学んだことももちろんあります。そういったことを生かして自分のできることをやるということが第一ですけど、そこが難しさではある」
―去年はプレミアでしびれる場面を経験したことをどう生かしていきたいか
「国際試合の難しさは去年経験しましたし、データや相手の情報が少ない中で。一つはまず走るか、盗塁するか状況を判断する難しさもすごく感じたので。外国人選手はクイックが遅かったりするんですけど、けん制がすごく独特で国際試合ではなかなかボークが取られにくいこともあるので。その辺の難しさは感じていますし、そういったところは思いきりの良さを持ちながら、冷静さも持って自分のやってきたことを信じて最後は思い切ってスタートを切れればなと思っています」
―侍ジャパンの足のスペシャリストといえば周東。その辺の意識は
「自分もそれはもちろん、自分が聞かれても周東さんとまず最初に言います。ただ、昨年のジャパンの時も言いましたけど、周東さんだけじゃないと言ってもらえるような、自分の持ち味を出したい。周東さんに負けないような、周東さんだけじゃないと思わせるように、自分にプレッシャーをかけているつもり。責任と自覚も持ちながらプレッシャーをどんどん自分に与えてやっていきたいなと思います」
紅白戦で三盗を決める五十幡(右)
―侍ジャパンに選出されて改めてCSへの思いは
「すごくうれしい気持ちはありますけど、CS、日本シリーズが終わってからの話なので。うれしかったですけど、まずはこのチームでファイターズで日本一になりたいのがまず先なので。そこに向けての準備は変わらないですし、CSは短期決戦の難しさがあるので。そこの気持ちはしっかり作っていきたいなというか準備していきたいです」
―きょうも1打席目にツーベース。バッティングの状態は
「そうですね。良いとは言えないですけど、久しぶりのヒットですし、振ることを意識できてのあの打球だったので、あの打席は良かったかなと思います。ただ、一つクリアできたときに課題がどんどん出てきますし、その課題を一つ一つ、つぶしながら今やっていることを継続して努力していきたいなと思います」
―短期決戦で重要になってくることは
「先制点はすごく大事だと思います。勢いよくポンポンポンと点が入れば有利に進めると思うので、それが一番大切かなと思うんですけど、緊迫した試合になることもありますし、シーズン以上に緊張や、いつくるかな、いつくるかなみたいなのはあったので、気持ちの面も大事なんじゃないかなと。しっかり自分を持ちながら冷静に、準備をしっかりしてやっていきたいです」
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