レバンガSG富永啓生 デビュー2連戦の3点シュート成功は各1本「自信を持って打ち続けるだけ」
前節でBリーグデビューを果たした富永=撮影・西川薫
11日からアウェー広島2連戦
開幕2連戦を1勝1敗で滑り出したB1レバンガ北海道が、11日からのアウェー広島との2連戦へ札幌市内で練習を公開した。2試合29点をマークした日本代表SG富永啓生(24)は、代名詞の3点シュートの得点増での2連勝を誓った。
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ルーティンも別格だ。全体練習が終わり、個人のシューティング練習も終盤にさしかかった頃、富永は3点ラインから徐々に離れていくと、最後はハーフラインからワンハンドで〝超〟ディープスリーを連発。時折「入んね~」と笑顔を交えながら練習を締めくくった。
ハーフライン付近からロングシュートを打つ富永
シーズン平均の目標成功率は50%
多くの知人、友人が駆けつけた地元・名古屋でのBリーグデビュー戦は9得点、翌日はチーム2番手の20得点と修正能力の高さを見せつけたが、厳しいマークに苦戦して3点シュートはそれぞれ1/11本、1/8本に留まった。シーズン平均の目標成功率50%には遠く及ばない出だしに「前節、特にスリーポイントを決められず、自分としてはすごくチームに迷惑をかけた。今週末、しっかりとスリーポイントを決められるように、さらに練習していた。あとは自信を持って打ち続けるだけかな」。厳しいマークがつくことは承知の上で、試投数、成功数とも上げていく。
第2戦の後、元日本代表の父ら家族で食べたのはー
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第2戦の後には、元日本代表の父・啓之さん(52)ら家族で学生時代から行きつけのとんかつ屋で会食。「まず勝利できたことを喜んでくれたし、自分としてもBリーグ初勝利ということもあって、すごく喜んでました」。短い時間だったが、一家団欒でリフレッシュした。
ロイブルHC(右)と話し込む富永
広島にはレバンガOBのニック・メイヨが
今週末は開幕からアウェー5連戦の3&4戦目。広島は昨季、西地区で5位。今季は外国籍の140キロの重量Cのコフィ・コーバーン(26)とSF/PFのドウェイン・エバンス(33)に加え、20-21シーズンにレバンガ北海道で得点王にも輝いた、PF/Cニック・メイヨ(29)が日本に帰化。コート上で同時にプレーできる外国籍選手は2人だが〝第3の男〟としてプレーすることが可能になった。「相手チームにどういう選手がいて、どういうプレーをしてくるか、というところに特にフォーカスして、そこをどうやって守っていくかをメインに練習してました」。時間が許す限り、対策して「初めて」という広島の地へ向かう。
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富永のプレーが直接、勝敗に影響する。が、それを逆手に取る。「自分が相手コートに立って、たくさんのディフェンスから警戒されることによって、第2戦のドワイト(ラモス)選手のように活躍できる選手が増えてくる。自分をおとりに使うプレーを増やしつつ、自分もたくさん貢献していけたら。タフな戦いになるとは思いますが、先週末、自分たちがどこまでできるかが体感できた。今節も2勝できる力は揃っていると思うので、自分たちのやるべきことをやって、自分たちのバスケットを40分間体現できれば、勝利に近づくと思う」。〝富永劇場〟は、これからが本番だ。
ドライブで切り込む富永(右)