《レバンガ北海道オフ・ザ・コート》⑬島谷と中野(後編)「睡眠」と「ピンク髪の真相」
今季最終回は島谷主将(左)と中野の後編
ついに今季最終回
Bリーグ1部で活躍するレバンガ北海道の選手、ヘッドコーチの素顔に迫るインタビュー連載「オフ・ザ・コート」。今季最終回となる第13回は島谷怜選手(24)=釧路市出身=と中野司選手(28)の対談後編です。前編の「食」の話題に続き、体づくりに大切な「睡眠」について聞きました。また、昨オフの中野選手のピンクヘアの真相が明らかに…。
※このインタビューは4月2日に実施しました。
アイマスクは朝まで顔についてる?
―体のために気を付けていることはありますか
島谷「睡眠ですね。なるべくたくさん寝るようにしています。どこでも寝られる方なので遠征先でもあまり困ったことはないです」
中野「僕はよくアイマスクを使いますね。遠征先ではよく眠れるようにあたたかい蒸気が出るタイプのものを愛用しています」
島谷「アイマスクって朝までちゃんと顔についてる?」
中野「だいたいついてるね。寝相が良い方だと思います。むしろ良すぎてあまり寝返りをうてていないのか、朝になって体が固まっていることがあって(笑)」
二度寝は危険 アラーム必須
―中野選手は朝が苦手だそうですね
中野「朝がとても弱いんですよ。全然起きられなくて、昼まで寝て腰が砕けそうに痛くなったりとか(笑)」
―寝坊防止にやることはありますか
中野「いつも15分くらいで支度ができるので、寝坊の心配はあまりないです。でもたまたま少し早く起きてしまって二度寝するときなどは、アラームをかけた携帯を握りしめていますね(笑)。アラームの振動で起きられるように」

―食事のこだわりはありますか
島谷「とにかく量を食べることですね。体重が減りやすいので、朝昼夕の三食の他にゼリーやプロテイン、バナナなどを補食にしています。ただ、試合前だけはあまり食べられなくて。だから試合後はものすごくお腹が空いているんですよ」
中野「僕は反対に太りやすいんです。お菓子が大好きなのですが、なるべく脂質が少なくて体に良さそうな、グミやどら焼き、おまんじゅうなどにしてみたり。試合前にはよく大福をたべますね」
えっ! 何かご利益あるの?
―島谷選手のスマホのロック画面は中野選手の写真らしいですね
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島谷「そうなんですよ。面白いと思う写真を何枚か設定していて」
中野「え? いつのやつ?」
島谷「去年の(桜井)良太さんの引退試合のときに、髪をスプレーでピンクに染めていた時の写真です」
―中野選手は初耳ですか
島谷「前に見せたことありますよね?」
中野「あー、見たことあるかもね。何かご利益あるの?」
2024年6月に行われた桜井良太選手の引退試合で、パートナー企業提供のケータリングを紹介する(左から)中野選手と島谷選手。中野選手はこの日限定のピンクヘア(レバンガ北海道スタッフ撮影)
理由は「ただ面白いからです」
島谷「ないない(笑)。ただ面白いからです。かなり衝撃的でした」
―その時はどうして髪をピンクに
中野「確か試合の数日前の良太さんのイベントに僕と関野(剛平)さんも出演して、その時にそういう流れになったんですよ。関野さんはよく髪を染めているので、僕が染めたことがないのが話題になって。良太さんの特別な日だからやってみようかなって。お客さんが一瞬でも『わっ』となってくれたらいいと思って」
島谷「でも1日限りでしたね。本当に一度も染めたことがなかったんですか?」
白髪染めでこっそり冒険したけど
中野「実は僕はけっこう白髪が多くて、白髪染めをするときにこっそりちょっと青みがかった黒にしてみたことがあったんだけど…誰にも気付かれなかったなあ」
―島谷選手はよく金髪などに染めていますね
島谷「今の赤茶色の髪にしてから、よく(映画ハリー・ポッターシリーズの)ロン・ウィーズリーみたいって言われてて(笑)。過去には金や銀、青、ベージュだったこともありますね。(中野選手は)もう染めないんですか?」
中野「パーマもかけているし髪は大事にしたいので、当分染める予定はありません。もっと白髪で髪が真っ白になったら金髪も考えてみようかな」
島谷「パーマかけなかったらどんな髪なんですか?」

元々の髪質は「忘れた」
中野「もうずっとかけてるから忘れた(笑)」
―中野選手はあまり髪型も変えませんね
中野「今シーズンの始めに、ストレートパーマをかけて前髪を上げてみたんです。でも似合わないことに気が付いて。それに、こめかみのあたりだけ髪の生え方が違うみたいで、変なくせがついちゃうんですよ。高校生の頃に頭を坊主にしていたときも、一部だけ色が違っていて(笑)」
島谷「僕も中学まで坊主でしたよ! 小僧って感じの。可愛かったと思う(笑)。よくいる田舎のバスケ小僧でした」
レバンガ北海道は5月9日、中野司の契約満了を発表した。中野は報徳学園高、関西学院大をへて、2019年2月に特別指定選手としてレバンガに加入。ルーキーシーズンから7季所属し、チームを代表するピュアシューターに。入り出すと止まらない3ポイントシュートが代名詞になった。
■クラブを通じて発表した中野のコメント
「ありがとうございました。レバンガに入団した当時は7シーズンもここ北海道でプレーさせてもらえるとは思ってもみませんでした。今思い返してみると苦しい時期がすごく長かったように思います。ただ、それ以上に多くの方にサポートしてもらえて、たくさん励ましてもらって、時には厳しいことも言われましたが、どれほど幸せな環境でプレーさせてもらっていたのかを感じます。本当に今の自分がこうしてプレーできているのは皆さんのサポートあってのことだと思います。折茂さんから愛あるご指導をいただいてきたここ北海道を離れるのは自分としても非常に悲しいですが、前を向いて成長して、またいつの日か皆さんの前でプレーできることを楽しみにしています。最後になりますが、これまでご指導いただいた方々、サポートしていただいたクラブ、スポンサー様、たくさん応援していただいたレバブーの皆さん、本当にありがとうございました。第2のプロバスケットボール人生をスタートすると思って行ってきます! 引き続き応援よろしくお願いします!!」