Bリーグ
2025/05/04 21:20

レバンガ北海道の今季最終戦は白星締め 平均観客動員数は初の5000人突破

最終節を勝利で終え、駆けつけたファンとともに「レバンガ・ビクトリー」を決めるレバンガの選手たち=撮影・大石祐希

■B1リーグ(5月4日、札幌・北海きたえーる)
▽第36節最終日 レバンガ北海道83-70茨城

 今季最終戦をホームで迎えたレバンガ北海道は、前日に敗れた茨城に83-70で勝利。通算21勝39敗の東地区5位でシーズンを終えた。ホーム戦30試合の観客動員数は昨季より2万人以上多い16万1342人。平均は初の5000人を突破した。

一時的に司令塔不在もチーム一丸で

 試合は苦しい状況を跳ね返しての快勝だった。前日も欠場したPG島谷怜(24)とPFライアン・クリーナー(27)に加え、SG盛實海翔(27)もコンデョション不良で欠場。さらにPG寺園脩人(30)が第1クオーター(Q)で2ファウル。ベンチに温存させざるを得なくなったために一時的に司令塔不在となる苦しい展開に。しかし、残った選手が一丸となってカバー。2点リードで突入した第4Qでは6失点にとどめて一気に引き離し、3月26日以来の本拠地白星でシーズンを締めくくった。

第4Q、PG寺園(手前右)とともにコートの選手を鼓舞する小野寺HC

 

ゴール下の攻防が重要だった

 3階席に立ち見が出るほどの観客5663人が駆けつけ、今季最終戦白星はクラブ平均観客動員数新記録樹立に花を添えた。小野寺龍太郎HC(43)は「昨日の茨城さんにペイント(エリア)で50点を取られて、きょうは24点と半分に抑えたのは非常に大きかったことですし、自分たちが求めていた部分でもあった。自分たちのペイントでのスコアも若干増加した。このペイントでの攻防がオフェンス、ディフェンスともに最も重要だった」。ゴール下を制したことで久しぶりのホーム白星に手にし、安堵の表情を浮かべた。

寺園の鬼気迫る姿勢がチームに伝染

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