【一問一答】東海大熊本星翔・野仲監督と対談した北海・平川敦監督「最少失点に抑えられるように」【夏の甲子園】
1回戦で対戦する東海大熊本星翔・野仲監督(左)と対談した北海・平川監督=撮影・中島聡一朗
失点の仕方がゲームの流れを決める
全国高校野球選手権開幕前日の4日、初戦で対戦する高校同士の監督による対談が行われた。2年ぶり41度目出場の北海・平川敦監督(54)は10日の1回戦で対戦する東海大熊本星翔の野仲義高監督(44)と対談し、相手の印象や理想の試合展開、両チームのキーマンや勝負のポイント、意気込みなどをそれぞれ語った。対談の一問一答は以下の通り。
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―相手校の印象
平川監督「投手を中心とした守り。予選の戦いを見ると、やはり水野投手を中心とした(チーム)。失策も少ないですし、きちっとした野球をやられている印象」
野仲監督「南北海道大会を少し見させていただきまして、投手の起用、打線の組み替え、いろんな面で平川監督の経験の豊富さというか、戦い方が随所に見られて、堅実な野球をされる印象」
1回戦で対戦する東海大熊本星翔について話す北海・平川監督
―理想とする試合展開は
平川監督「投手を中心とした守りが信条のチーム。やっぱり立ち上がり含めて前半をしっかり抑えて、数少ないチャンスで点数を取っていければ」
野仲監督「投手を中心にゲームの入りを大事にして、確実に出たランナーを進めて、そこから点数に結びつけていきたい」
―警戒する相手選手
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平川監督「数字的に見ても投手の水野くんが中心となって、しっかりとした形で投げて守っている。バランスの良い打線になっていると思うので、先頭打者、1番の福島くんが(塁に)出て、2番が送って、3、4、5番のクリーンアップが点数を取る野球の理想的な戦い方、攻撃ができるチーム。いかに下位打線から上位を抑えていくのか。ポイントは1、2番の出塁をなんとか抑えたい」
野仲監督「打線は堅実に選球眼もいい。しっかりと役割を果たしながらチャンスは強く振って、という攻撃をされていた。決勝で本塁打を打った佐竹くん。左打者はそんなに多くはないが、うちの水野は右ですので、甘く入らないように、その辺の注意はしたい」
―自チームのキーマン
平川監督「うちは投手になる。最少失点に抑えられるような投手起用をしていきたい」
野仲監督「県大会では水野が多く投げたが、甲子園に来てからは4人の投手をフルに使って、継投で最少失点に切り抜けていきたい」

―勝敗のポイント
平川監督「似たようなチームだと思うので、やはり投手の立ち上がり。あと四球、エラー。そういったところでの失点がゲームの流れを決めるところになると思う。そこを注意していきたい」
野仲監督「投手の四球は一番あれですし、取れるアウトを野手もしっかり落ち着いてアウトを重ねていく。それができての攻撃なので、そこは大事に」
―初戦の抱負
平川監督「こちらに来て、ある程度の日数は経っていますので。ただ、大会の後半に出てきますから、もう一回、体調の調整をして、ベストなコンディションで臨めるように。ベストで試合に挑めるように」
野仲監督「県大会同様にしっかり基本を毎日やっているが、基本に忠実にできるように、そこだけ準備しなさいと選手にも言っている。ベストな状態で当日を迎えたい」
―大阪入り後のチーム状態
平川監督「暑さにも慣れてきていますし、練習量が1日2時間ということで、コンディション的には予選が終わって時間が経っていますので、良い状態ではきている」
野仲監督「2時間の練習は、県大会の時からずっとそうでしたので、同じようなリズムで。九州大会の時にも宿泊は経験していますので、選手たちも良い雰囲気でやれている」
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