北海は2016年準Vとも合致する吉兆サイン 1回戦大トリで東海大熊本星翔と対戦【甲子園組み合わせ抽選会】
組み合わせ抽選会で開会式の選手宣誓を決めるくじ引きを外すも笑顔の北海・佐藤主将(中央)=撮影・小川泰弘
何かを感じさせる日程
夏の甲子園の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で行われた。全国最多41度目の北海は第6日(10日)第2試合と1回戦の大トリで登場。2年ぶり4度目出場の東海大熊本星翔と対戦する。
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組み合わせ抽選会で番号札を引く北海の佐藤主将(右)
これは吉兆のサインか―。2023年も1回戦最後のカードとして明豊(大分)と対戦。九回2死から2点のビハインドを追いつき、延長十回に劇的サヨナラ勝ち。2回戦も逆転勝ちして16強に入った。さらに準優勝した16年は2回戦からの登場だったが、今大会と同じ第6日第2試合。何かを感じずにはいられない日程だ。
自分たちの野球を貫くことが強み 平川監督「楽しみです」
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南北海道大会の優勝インタビューで16年の甲子園準優勝を越えたいと話した佐藤主将は、「日程に関しては時間があるので、しっかり準備時間があると思いますし、相手の高校は映像や県大会の結果も見られてないので分からないけど、自分たちの野球を貫くことが一番の強み。そこに向けてしっかり準備していきたい」。まずは出場2大会連続の初戦突破に集中する。
平川敦監督(54)は「日程的には、あそこまでいくんだったら2回戦でもいいかなと思うし、あそこまでいくんだったら、もう1日2日早くてもいいかな。1試合目じゃ早いし、3試合目でちょっと日中だったらきついけど、2試合目だったら朝だからいいんじゃないかな」と、佐藤主将のくじ運に及第点だ。
縁がある九州勢との対戦
熊本勢との対戦は準優勝した2016年以来。準決勝で秀岳館を4-3で下して、夏は初めての決勝に進出した。さらに「九州はちょっと縁がある方なんで。鹿児島、宮崎、大分。めったにやる機会がないので、楽しみです」。就任28年目を迎えた、百戦錬磨の名将の目が光った。

新たな白ユニホームで白星ゲットだ
この夏限定の〝白装束〟に身を包み、白星をゲットする。近年は暑さ対策の一つとして夏の甲子園出場時に練習用の白い帽子を作っていたが、今回は試合用としても帽子、アンダーシャツ、スパイク、ヘルメットと紺系統だった色を全て白で統一。「白の方が夏の甲子園に来たら見た目も爽やかでいいんじゃないかな」。指揮官の発案で創部125年目で初の試みだが、「(反響は)直接はないですけどね。好意的な感じだとは思いたいですけど」。
佐藤主将は「本当に白っていうのは縁起があるのかなと思いますし、考えすぎかもしれないけど、そこは白で勝てたら。白のスパイクは足の熱さも変わるとは思いますし、そこは試合までもう少ししっかり合わせてというか、慣れていければ」。今大会出場49校で最も歴史のある創部125年目を迎える北海が、伝統を尊重しつつ、新たなスタイルで灼熱の戦いに挑む。
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