高校野球
2025/07/20 22:15 NEW

北海の2年生中堅手・佐竹徠都がエスコン初の高校生満塁アーチ【南北海道大会】

五回2死満塁、右翼越えに本塁打を放つ北海の佐竹=撮影・松本奈央

■全国高校野球選手権南北海道大会最終日(7月20日、エスコンフィールド北海道)
▽決勝 札幌日大高0-7北海

 北海の眠れる元主砲が、ついに覚醒した。6番・佐竹徠都(らいと)中堅手(2年)が五回2死満塁から、高校生としては初めてのエスコン満塁弾を右翼ポール際へたたき込んだ。

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平川監督の直接指導で覚醒

 169センチと小柄ながら、パンチ力はチーム一、二を争う。準々決勝翌日の14日、平川敦監督(54)から直接指導を受けた。98センチの長尺ノックバットで右手首の使い方とバットの軌道を修正した。「右手首の感覚と、ヘッドの重さを感じてスイングする感覚がつかめて、それで一気に調子が上がった」。19日の準決勝では4の4。この日は満塁弾を含む2安打4打点。1年秋から4番を任されたが、不振で春から6番に降格していた。指揮官も「あれではまった」と目を細めた。

ヒット性の当たりを2度キャッチ

 守備でも敵将を感嘆させた。二回無死一塁から札幌日大高の5番・窪田洋祐(3年)の右中間フェンスに届くかという大飛球をランニングキャッチ。八回無死の守りでは、中堅への難しい飛球を背走しながら捕球。札幌日大高の森本琢朗監督(44)は「ヒット性の打球を2つ捕られてますし、あれが長打になるかどうかは非常に大きい部分。好守に阻まれた」と、認めた。

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