高校野球
2025/07/20 21:45 NEW

北海のエース・浅水結翔が3安打完封! 兄妹のW甲子園へ、まずは兄が決めた【南北海道大会】

南大会優勝を決めてガッツポーズする北海の浅水=撮影・松本奈央

■全国高校野球選手権南北海道大会最終日(7月20日、エスコンフィールド北海道)
▽決勝 札幌日大高0-7北海

変速左腕が鮮やかな完封劇を披露

 111球、鮮やかな完封劇だった。7点リードの九回2死。北海のエース・浅水結翔投手(3年)がスライダーで相手打者に空を切らせ、優勝を決めた。札幌日大高の先発・窪田洋祐投手(3年)は最速148キロの直球で押し込んでいたが、変速左腕の浅水は対照的に130キロ前後の直球と変化球を織り交ぜながら、小気味良い投球を披露した。札幌日大高打線を四回まで無安打に封じるなど、散発の3安打完封勝利。「一言でうれしいです」。喜びの声はシンプルなものだった。

試合終了後のあいさつを終え、札幌日大高の窪田(右)と健闘をたたえ合う北海の浅水

 

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試合の入り方は救援時と同じく

 リリーフ時にも見せていた、試合にすんなりと入る能力はこの日も変わらなかった。久しぶりの先発マウンドにも動じることなく、一回は先頭打者から三振を奪うなど、わずか12球で3者凡退。「緊張して最初ちょっと不安もあったんですけど、イニングを重ねるごとに大丈夫かなって感じになりました」。流れに乗った浅水はスイスイと試合を進め、最後までスコアボードに「0」を刻んでみせた。

昨夏の敗戦時に先発していた浅水 平川監督「最後を託せた」

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