Bリーグ
2025/07/30 18:30 NEW

レバンガ道産子コンビが新シーズンへ意欲 関野「CSに出るスタートラインにやっと立った」

会見を行った道産子コンビの関野(右)と島谷=撮影・西川薫

チーム初のチャンピオンシップ進出を目指すには

 B1レバンガ北海道は30日、2025-26シーズン開幕へ契約選手の会見を3日連続で行う。第1弾はSG/SF関野剛平(30)、PG島谷怜(25)の道産子コンビ。日本代表SGの富永啓生(24)が加入したことはチームにとって強力な補強だが、チーム初のチャンピオンシップ(CS)進出を目指すには、他ポジションの底上げが不可欠だ。ロイブルHCによる新体制は8月4日に始動。富永と4人の外国籍選手が合流する8月中旬以降、開幕へ向けて本格的なチーム作りが始まる。

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 来季からBプレミアに移行するため、現レギュレーションで戦う最後のシーズン。CSには東西2地区のそれぞれ上位2チームプラス、ワイルドカード4チームに出場権が与えられる。クラブは富永に加え、元NBA選手のPF/Cジャリル・オカフォー(29)ら6人を補強。過去最強の補強と期待が高まっているが、チーム日本人最年長の関野は「過去にはないメンバーの揃え方、金額も使っているし、かなり選手層が厚くなっている。CSに出るスタートラインにやっと立った。この選手がいるからCSに出られるのではなく、一人一人が自分の仕事をこなさないとCSは難しい。一人一人のレベルをさらに上げて、自分が何の仕事をやるのかを明確にして強いチーム作りをして、CS、そして優勝に向かっていきたい」。その中で自身は持ち味のディフェンスをベースに、プレータイムを勝ち取るつもりだ。

日本人最年長の関野

 

ビッグネームがいても、バスケは1人では勝てない

 ビッグネームが加入したからと言って、バスケットボールは1人だけでは勝てないのは明らかだ。20-21年シーズンにはニック・メイヨが得点王。翌シーズンはショーン・ロングが同じく得点王に輝いたが、それでもチームは東地区10位、9位と低迷した。関野は「本当にスーパーな選手は多分1人で行けると思うんです、レブロン(ジェームズ)とか来たら。ですけど、日本のここにいるメンバーの中でスーパーなだけで、他のチームもスーパーなやつはいるので、そこで相殺し合う。(選手層の)厚みは本当に大切で、こいつに出て来られたら嫌だなって思われる選手ばかりになれば、勝ち、というのもすごく見えてくると思う。そういうチーム作りをしていきたい」。上位進出には、関野ら既存戦力の底上げが必要不可欠だ。

ラモスとW主将務めた島谷「今年もやりたい」

 一方、昨季はSG/SFドワイト・ラモス(26)とともに、チーム歴代最年少の24歳で主将を務めた島谷。「去年1年経験させてもらった部分を生かして、今年もやりたい、という気持ちはあります。チームとしてもすごく若返った部分もあって、全体を見ると僕も真ん中ぐらいになってくる。よりリーダーシップっていう部分は必要になってくる」。最終的にはチーム全員が合流後の8月中旬以降になるが、2年続けてチームの顔を務める意欲は十分だ。

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