ファイターズ
2025/12/13 15:15 NEW

《ハム番24時》12月13日

 

 11月の「F FES」で900試合登板を記念して制作された宮西の等身大立像がお披露目された。投げ終わりの特徴的なフォームを切り取ったリアルな造形。同じリリーフの田中が立像の前で記念撮影するなどチームメートも興味津々だった。

 宮西のことを慕っている弟分の玉井に立像の感想を尋ねた。すると、再現度の高さが印象的だったそうで「チラっと見ました。格好いいですよね」と先輩を立てた。ただ、本人が1000試合に到達したらもう1個、作ってほしいとリップサービス込みで要望したことに触れると、トーンが変化。「もういいんじゃないですか、1個で(笑)。どちらかと言えば、キャッチャーのサインを見ているときの怖い顔でつくってほしかったですね」とイジり始めた。記者は、確かにしかめっ面になっているときがあるが、サインが見づらいのではないか、とフォローしたら「いやいや、あれは顔で(相手打者を)脅しにいっているんですよ」と持論を展開した。

 怖い顔バージョンも気になるところだが、けがに負けず、気が遠くなるほどの登板数を重ねてきたレジェンドの立像。なんだか、大願成就の御利益がありそうだ。それは玉井も認めていて「野球に関しては拝まれる存在だと思う。すごすぎて、何も言えないですよ」と敬意を表した。

 自身は通算368試合に登板していて「500試合投げたら、宮さんの(立像の)横に、これぐらいのサイズ(床から10センチほどの高さを指して)で僕の像も置いてもらえますかね」とささやかな願いを明かした。欲張らず、ミニチュアサイズで満足なところが玉井らしい。それが〝みやたま〟の絶妙なバランスなのかもしれない。

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