史上初エスコン開催でBリーグ記録の1万9462人動員 レバンガの道産子PG島谷主将は勝利締め誓う
■B1リーグ戦 第15節第1日(12月28日、エスコンフィールド北海道)
▽レバンガ北海道69-86三河
歴史的ゲームで結果出せず
Bリーグで初めて野球場で開催された歴史的ゲームで、東地区5位のレバンガ北海道は中地区3位の三河に69ー86で敗れて3連敗。Bリーグ史上最多の1万9462人の動員をマークしたが、勝利で飾ることはできなかった。29日もエスコンで三河戦が行われる。
北の大地で1万9000人が歴史の証人となった。試合開始5時間前の午前10時に開場。三塁側コンコースで、U12、U15の3×3のトーナメントや、アーティストによるライブ、DJの演出など、試合開始前から訪れた多くのファンを楽しませた。さらに外野芝生エリアでは、試合を横目に、芝生に寝転がってリラックスしたり、キャッチボールをする観客の姿も。コートから死角になっている外野スタンドでは、場内の二つの巨大ビジョンで楽しむという新たな観戦も示された。
本拠地最多動員の約3倍
第3クオーター(Q)終了後にビジョンに観客動員数1万9147人と映し出されると会場からは大きな拍手と歓声が沸き起こった。最終的には1万9462人まで積み上がり、この数字は2023年10月25日に札幌・北海きたえーるで行われた千葉ジェッツ戦で記録したホームゲーム最多の6646人の約3倍。Bリーグのポストシーズンも含めた過去最多の1万3657人をも大きく塗り替える大記録となった。
島谷「悔しい気持ち」 三河の道産子・須田「すごく刺激的な会場だった」
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試合はターンオーバーやミスが響き、序盤から劣勢を強いられて第2Q中盤には15点のビハインド。第3Qに怒濤の反撃を繰り広げて一時は4点差まで追い上げたが、第4Q開始からは3点シュート2本を含む8失点と一気に差を広げられた。残り7分には4ファウルでベンチに下がっていたPG寺園脩斗(30)を退場覚悟で投入し、わずか3分間で7得点と奮闘したが、最後は5ファウルで退場。結果的に17点差まで開いてしまった。
道産子PGの島谷怜主将(24)は「1万9000人を超えるお客さんに来ていただいた中で、勝つことができずに悔しい気持ち。内容を振り返っても、勝つに値しないプレーが続いたのが、チームとして良くなかった部分。明日もたぶんお客さんがたくさん入ってくれると思うので、その中で自分たちのバスケットをしっかりやらないと」。29日は年内最後の試合。エスコンでの記念すべき勝利で24年を締めくくる。
■札幌市出身で今季から三河でプレーするSG/SF須田侑太郎(32)
「歴史的な瞬間に立ち会えたことは本当にスペシャルなこと。Bリーグの入場者数を大幅に塗り替える、本当にBリーグにとってもすごく大きな 一日だったんじゃないか。今まで体験したことのないような、すごく刺激的な会場だった。演出を含めても本当に今までにない新鮮な感じだった。プレーしていてすごく楽しかった。素晴らしい日にこうやって立ち会えて幸せです」