【一問一答】レバンガの富永啓生が入団会見 北の大地を新天地とした理由は

「NBAに行く一番の近道なのかなと」
レバンガ北海道に加入した富永啓生(24)が9日、札幌市内で入団会見を行った。2022年に日本代表に選出され、23年W杯、24年パリ五輪に出場して活躍したシューティングガード(SG)。入団の決め手や、レバンガで成し遂げたい目標などを語った一問一答の全文は以下の通り。
―(あいさつ)
「皆さん、こんにちは。レバンガ北海道に入団することになりました富永啓生です。まず、たくさんの方がお越しいただいてありがとうございます。そして、入団するきっかけとなった小川オーナー、折茂社長とたくさんの方からの熱烈なオファーが入団を一番決定づけるきっかけとなったので、すごく感謝したい気持ちでいっぱいです。自分が去年の日本代表戦で(北海)きたえーるで試合をした際に、本当にすごく熱いファンであったりとか、自分も試合をしていてすごく楽しく思えるアリーナの一つでもあったので、またこうやってレバンガ北海道として、このアリーナに戻って、ファンの前で活躍することをすごく楽しみにしてますし、Xでも書きましたが、北からバスケットを盛り上げていけるように頑張るので、応援よろしくお願いします」
―きょうの札幌の気候はどうか
「きのう北海道に入ったんですけど、きょうもそうですけど、きのうも本当に気温もいいですし、自分としては北海道2回目なんですけど、すごく過ごしやすそうだなっていうのはもう感じ取れていると思います」
―多くの選択肢があったと思うが、レバンガ北海道を選んだ理由は
「一番の決め手となったのは、自分のバスケットボールキャリアを見たときに、一番の最終目標がNBA選手になるっていうことは変わってなくて、その中でどの道を選ぶのが一番自分にとっていいのかっていうのをまず考えた結果、今Bリーグっていうのも盛り上がってきているし、レベルも上がってきているということで、そういうところでまた自分が活躍することで、自分のキャリアのレベルアップにつながるのかなっていうのがまず一つと、こうやって今シーズンからトーステン・ロイブル監督が就任されて、本当に自分もU16、U18と、あとは3×3の日本代表のときも指揮をしてもらった、本当に恩師でもあるので、その信頼関係を持てているコーチの中でやるっていうのも一つのきっかけとなりましたし、北海道のバスケットを盛り上げたいなっていう気持ちもあり、選ぶことにしました」
―ロイブルHCの教えで影響を与えている部分
「それこそ自分がアメリカの大学に行ったきっかけの一つでもあるのがロイブルコーチですし、そこの後押しをしてくれた一番のコーチだと思ってますし、その中で彼が自分の強さっていうのを引き出してくれた1人のコーチでもあるので、そういうコーチの下でまたやれるってことはすごく楽しみですし、本当にもっともっと北海道のバスケットのレベルアップにつなげられたらいいかなと」
―北海道の印象は
「土地自体には第一印象を持ったのが、栄えている部分もあるし、プラス自然という部分もあって、本当に両方楽しめるいい街かなって思いますし、あとは食べ物は本当にどこの場所よりも一番いいと思っているので、そこはすごく楽しみにしています」
―食べておいしかったものは
「自分はお寿司が好きなので、きのうもお寿司を食べに行ったんですけど、やっぱりすごく新鮮で本当にここのお寿司を食べたら、他のところで食べられなくなるぐらい、おいしかったので楽しみです」
―新シーズン、どんな姿を見せたいか
「自分の武器である3ポイントシュートっていうところと、本当にスコアラーでチームに貢献できたらいいなと思ってますし、その中でたくさんのファンの方々の声援を受けて、自分たちもそれに応えられるように頑張っていきたいですし、個人としてもチームとしても飛躍できる1年にできたらいいなと思ってます」
―自分の伸ばしていきたいところ
「オフェンスの部分の成長ももちろんですけど、それ以外の部分、ディフェンスの部分であったりとか、本当にチームを勝利に導ける選手となることが一番のレベルアップにつながるかなとは思っているので、マークも強くなってくると思いますが、その中でも点を取り、プラス周りを生かせるような選手になれたらいいなと」
―若い選手の多いレバンガ北海道の印象は
「若い選手が多いというのはおっしゃった通りだと思いますし、その中で若い選手だからこそできるような強さっていうのはあると思います。ハッスルだったりとか、声を出して、若いなりにできることってたくさんあると思うので、その中で自分はこうやってアメリカも経験して、代表も経験してっていうところは伝えていけたらいいなと思います。その中でみんなが切磋琢磨して、レベルアップ、成長できたらいいなと思います」

―Bリーグで証明したいところ
「オフェンスっていうところは評価されていると思っているので、そのオフェンス以外の部分でもっともっと評価を上げていけたらいいなと思ってますし、ディフェンス、フィジカルもそうですし、プレーメイクのところとか、そういうところっていうのはまだまだ成長できる部分がたくさんあると思うので、個人としてもチームとしてもそうですし、成長できたらいいなと思います」
―またロイブルHCと同じチームになることでディフェンス面が成長すると見込んでいるか
「それも間違いなくあると思いますし、彼は自分の強み、弱みっていうところをすごく分かっていると思うので、すごく自分を成長させてくれるのは間違いないなとずっと思っていたので、そこら辺はすごく楽しみです」
―チームメートになる島谷は同世代。全中のときに東海大四中と対戦したと思うが、覚えているエピソードなどはあるか
「覚えているエピソードは、彼のチームが6人ぐらいだったのはすごく記憶にあって、彼がほとんどの点数を取ってくるようなチームだったので、そこはすごく印象にありますし、そういった彼と同じチームでやれるということはすごく楽しみにしてます。同世代で頑張っていきたいなっていう気持ちはあります」
―どういうプレーでチームを引っ張っていきたいか
「自分はオフェンシブな方の選手で、そこら辺でチームを引っ張っていくのは大前提でやってきたいなというところはもちろんありますし、チームが本当に得点が必要なときに、自分がいつでも点を取れるようなところで支えていきたいのが一番にあって、それ以外のところ。ディフェンスの部分であったり、クラッチタイムだったりとか、そういう大事な場面で自分が点を取って、チームの勝利に貢献できるようになれればいいかなとも思っています」
―これから富永選手をきっかけにレバンガ北海道を見る人も増えると思うが、バスケの魅力を伝えるとしたら
「バスケの魅力は他のスポーツと違って、得点がたくさん入ることであるので、見ていて迫力もあるし、オフェンスとディフェンスの切り替えもすごく速いスポーツでもあるので、見ていて楽しいスポーツだなというのは絶対に思ってますし、その中でたくさん細かいルールっていうのはあるので、そこは徐々に覚えていかないといけないところもあるとは思うんですけど、やっぱり得点が入るっていうところが一番のバスケットの魅力だと思うので、そこら辺に注目して見てもらえたいいなと思います」
―オファーを受けた際に心に響いた言葉などはあったか
「本当に嘘をつかないというか、素直にチームの状態を語ってくれたところも好印象ではありましたし、それプラス、自分のこの先1年じゃなくて、将来のことをすごく考えてくれた言葉をいただいたことも、すごく自分にとって入団を決める一つの大きな理由となった」
―レバンガ北海道に入ることがNBAに行くための近道
「いろいろ考えた結果、本当にここに来ることが自分の最終的な目標であるNBAに行く一番の近道なのかなと思いました。もちろんこれからたくさん努力しないといけないと思いますし、その中でこのチームに来て、個人としても、チームとしても成長することで目標を達成できるのかなと思いました」
―どういったところで近道と感じたか