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2025/10/06 17:25 NEW

【’25ドラフト道産子有望株】⑪北海学園大の強肩捕手・新谷盛飛 ソフトバンクの元相棒と同じステージ目指す

二塁送球1秒7の強肩を誇る北海学園大の新谷=撮影・西川薫

北広島東部中時代にバッテリー

 今秋のプロ野球ドラフト会議(10月23日開催)で指名が期待される選手を紹介する「’25ドラフト道産子有望株」。第11回は6月の全日本大学野球選手権で67年ぶりに8強入りした北海学園大の扇の要・新谷盛飛捕手(4年、北海学園札幌)。高校時代は全道大会に出場できなかったが、北広島東部中時代にバッテリーを組んだ、ソフトバンク・木村大成(22、北海)の姿に刺激を受け、大学の4年間で大きく成長を遂げてきた。

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 二塁送球最速1秒7の強肩を武器にプロの扉をこじ開ける。秋季リーグ戦は10試合で33打数10安打5打点。大学キャリアハイの打率.303をマークした。チーム順位は2位で明治神宮大会出場は叶わなかったが、「高校の時は(志望届を)出せるような選手でもなかったので、大学4年間で結果もそこまで出せてないですけど、ひとつ自分の中では大きいことかな」。北海学園大からは総勢6人がプロ志望届を提出。その中でただ1人の捕手として指名を待つ。

初めての全国大会で驚いた「リードの大きさ」

 3年までは先輩捕手の壁を崩すことができず、正捕手に定着したのは今春。リーグ戦10試合全てで先発マスクをかぶると、打率.275をマークして4年ぶりの全日本選手権出場に貢献した。野球キャリアで初めての全国大会。1回戦の上武大戦で一塁走者のリードの大きさに驚いた。「これで走られたら刺せないなと思っちゃった。今まで見たことないリードの大きさだった」。ただ同時に「なめられている」とも感じた。4つの盗塁を許したが、2つ阻止した。2回戦の佛教大戦では三盗を阻止。全国の強者たち相手に自信を深めて北海道に帰ってきた。

7月31日、ご近所のエスコンに足を運んだのはー

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