【一問一答】北山亘基 ライブBPで打者8人完全斬り CSに向け「どこでもいけるように」
3日にエスコンフィールド北海道で行われたチーム練習でライブBPに登板した北山=撮影・桜田史宏
調整は順調そのもの
日本ハムの北山亘基投手(26)が、3日にエスコンフィールド北海道で行われたチーム練習でライブBPに登板。打者8人に34球を投じて4三振を奪う、1人の出塁も許さないパーフェクトピッチングを披露。オリックスとのクライマックスシリーズを翌週に控え、順調な調整ぶりをアピールした。登板後の一問一答は以下の通り。
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―クライマックスシリーズを見据えてのライブBPだったと思うが、手応えはどうか
「自チーム(の選手が相手)なので、ちょっと投げにくいところはあったんですけど、状態は(良いです)。すごく順調にリカバリーもできて、ケアも良い感じでできている。真っすぐで空振りも見逃しもしっかり取れたので良かったなというのと、あとは細かいところのコントロールであったり、変化球のところは、残りの期間でしっかり調整できたら、問題なくいけるんじゃないかと思います」

―ファーストステージの相手がオリックスに決定。どんなイメージで試合に入っていきたいか
「オリックスはすごくバッティングが良いチーム。順位的には勝っているんですけど、短期決戦となったときに、そんなに簡単に勝てている相手ではないと思うので、そこは全く余裕を見せずに、シーズン同様、いつもの入り方をしっかりして、順位とかも関係なく、1個ずつ勝っていきたいなと思う。登板がどこになるか、そこはまだ分からないと思うんですけど、そこに合わせて、どこでもいけるように、しっかり準備をしたいと思います」
―4人目と5人目の間にインターバルを取ったが、実戦を意識してのものか
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「きょうはライブBPという形での調整になっているんですけど、2イニングぐらいの想定で、球数と、1回ちょっと間を空けてという形で。そこは実戦を意識しながら、という感じでやりました」
ビッグボスステージから新庄監督(中央上)が見守る中、ライブBPに登板した北山
―7、8日に行われる紅白戦での登板予定は
「紅白戦はたぶん投げないと思いますね。もうきょうで調整して、間はいつもの流れの調整になると思います」
―きょうの最速は聞いているか
「いや、全然聞いていないです。球速はたぶん悪くはないと思う、という感じですね」
―手応えは良かったか
「いや、分からないですね。ファイターズとは日頃戦っていないので(笑)。たぶんみんなも(北山の投球は)初見だと思うので、あまり日頃(ライブBPは)やらないので、あまり参考にはならないです。自分のピッチングの確認というイメージの方が強いですね、バッターを立たせてしっかり投げるというところの方が。バッターとの結果がどうこうというよりかは、そっちのニュアンスの方がきょうは大事かなと思うので。そこはしっかり自分なりに確認できたので、良い形かなとは思います」
ライブBP登板前に新庄監督(右)と会話をかわした北山
―変化球の精度も確認できたか
「そうですね、真っすぐも含めて。1回ちょっと間が空くので、その間にリフレッシュ、リカバリーしつつ、もう1回実戦レベルに集中力を高めて、仕上げていけたらいいかなと思います」
―昨年と違い、今年はソフトバンクに僅差まで迫った。それゆえのファーストステージに入っていくことへの難しさがあるのでは
「今年は1年間フルで先発で投げさせてもらって、規定(投球回数)も投げた上なので。去年は途中離脱した上だったので、後半は体力に余裕あっていけたんですけど。今年も今のところ問題なく、体力も問題なくできているので、変な心配はないですけど、精神的にタフな試合が後半は続いていた中でシーズンを終えているので、そこはリフレッシュというか、1回期間が空く中でしっかりリセットして、フレッシュな気持ちでCSに臨めたら一番良いんじゃないかなと思う。体の面よりかは、そちらの精神的な方を1回リセットして、もう1回CSに向けて準備できたら一番良いのかなと今感じています」

―今の心身の状態を維持するのではなく、一旦切り替える形で
「そうですね。きょうから次の登板までの間で、しっかり(切り替えて)。ずっと気を入れっぱなしというのもしんどいので、うまく強弱を付けながら準備できたらいいかな、というのは思っています」
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―特別なリセット方法はあるか
「特にはないですけど、野球のことばかり考えていても良くないので、1回何もしない時間をつくったりとかというのは、この期間で意識してやりましたし、それで結構フレッシュな感じになってきているので。根詰めてやりすぎてもしんどくなってくるので、そこはうまく強弱をつけるというところが大事かなと思うので、この期間はそれを意識してやっていました」
ライブBP登板後、ボールを受けた進藤(左)と話す北山(右)