北山亘基 金子コーチと半年ぶり再会「やっぱり視点が違います」 同コーチも活躍に目を細める
8勝目を挙げた北山=撮影・松本奈央
■パ・リーグ21回戦 楽天0-5日本ハム(8月29日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの北山亘基投手(26)が、7回無失点の好投で今季8勝目を挙げた。およそ2週間前の今月16日。先発の残留練習が行われていたエスコンフィールド北海道で、うれしい再会があった。
「いい話ができました」
同球場で2軍ロッテ戦が開催されていたこともあり、プロ入り以来、助言をもらってきた金子千尋2軍投手コーチと会話を交わす機会に恵まれた。決して長い時間ではなかったが「いい話ができました」と感謝した。
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金子コーチと直接話すのは、開幕前の調整登板で鎌ケ谷を訪れた今年3月以来。「逆にこれくらいのペース(で会うこと)の方が。一回言われたことを自分でかみ砕いてやってみて、ある程度やってから答え合わせ、すり合わせができるので、僕としてはいいペースなのかなと思います。たまに会ったときにいろいろ、確認できる。やっぱり視点が違います」
3月に2軍・ヤクルト戦に登板した北山
「言うことはないかな~」「背番号慣れてきた?」
北山にとって、2014年の沢村賞右腕は憧れの存在。現役時代が重なったのは1年だったが、ルーキーイヤーから節目、節目で貴重な助言をもらってきた。今回は「『北山には言うことないかな~』って言われました」とお褒めの言葉も。「あと、ケガとかリカバリーの話を結構しました。背番号(15)慣れてきた? (金子コーチが現役時代に着けてきた)19じゃなくてよかった? みたいな。僕も19ひそかに狙っていました~と言ったら、玉井くんと交換したら? って冗談も(笑)」。ジョークを交えながら、有意義な時間を過ごした。
憧れの存在から高評価 その根拠は?
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プロ4年目の今季はエース伊藤と共に先発ローテーションの柱を担い、防御率1.60と好成績を残している。そんな右腕のことを金子コーチも頼もしく見つめている。「持っている能力を発揮できているなっていうのが一つ。自分のコンディショニングとかそういうのは元々できていたんですけど、先発をずっとやる中で新たな発見もあると思うし、それをちゃんと自分で理解して、仮説を立てて、こうしたらいいんじゃないかと実行できている。今はケガもしていないし、結果も残っているので、そこがいいところじゃないかなと思っています」
23年4月、2軍戦前の練習中に話し込む北山(右)と金子特命コーチ(当時)
同じ失敗を繰り返す人もいるけど
開幕ローテーション入りした昨季は、6月に左足を疲労骨折して約2カ月の離脱もあった。「去年経験したことによって今年、それがちゃんと生かされていると思います。同じ失敗を繰り返す人もいるので。北山くんに関してはそこは心配していなかったけど、いざ今年になってみて、それがしっかりできている」と太鼓判。「体、疲れていないかな?」という心配もあったというが、「自分が何をしたらいいのかも分かってきた。それをどこでやるかとか、確立できてきたので、その辺も安定につながっているんじゃないかと思う。チーム状況もあるし、北山くんにかかるプレッシャーもあるだろうから、気を使ったり、期待される重圧はあると思う。その中で結果を残せているのはいいことだと思います」と目を細めた。
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先発投手として長らく活躍してきた金子コーチは、かねてから北山に「2ボールになったときの捉え方」についての話をしてきた。ストライクを取らないといけないと思う場面で、どう考えるかアドバイスしていた。
あまり考え過ぎずに、ネガティブにならないように
「自分がどうしたいか、というのはすごく大事なんですけど、野球って相手がいることなので、じゃあ相手がどう思っているのか。どんないいバッターも、よく言いますけど3割打ったら一流。誰からも3割打っているわけではない。あまり考えすぎずに、ネガティブにならないように、という話は去年とかしたような気がします」。多角的な視点を持つ金子コーチの言葉には、重みがある。
