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2025/06/20 15:00 NEW

金子千尋2軍投手コーチ 11年前の〝マエケン撃ち〟を振り返る「死んだふりをしたつもりはないんです」

交流戦の〝あの打席〟を語った金子千尋2軍投手コーチ

記憶に残る交流戦の名シーン

 佳境を迎えているセ・パ交流戦。大きな楽しみの一つが、普段は見られないパ・リーグ投手の打席だ。日本ハムの金子千尋2軍投手コーチ(41)は、選手としてオリックスに所属し、沢村賞も獲得した2014年、交流戦で当時、広島にいた前田健太投手(37、現カブス傘下3Aアイオワ)から適時二塁打を放っている。

 野球ファンの間で語り継がれる11年前の〝マエケン撃ち〟の舞台裏を、本人に振り返ってもらった。

ダメ元!?で立った打席

 金子コーチは高校時代から、バッティングが好きだった。ただ、プロの投手と対戦するとなると、話が違う。

 「高校時代、なんで打てていたかというと、(バットが)金属だったから。木だったら無理だし、痛いし、飛ばないし。プロ野球のピッチャーの球って速いし、変化するし、もう打てないもんだと思っていました。なので、打てなくても全く何も思わない」と、無欲で臨んだ前田との対戦だった。

2打席連続の見逃し三振から…

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