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2025/05/08 00:40 NEW

玉井大翔 緊急登板で無失点 「最下位の球種」フォークを変えてくれた金子コーチの存在

試合終了後、チームメートとタッチを交わす玉井(中央)=撮影・小田岳史

■パ・リーグ9回戦 日本ハム2-2オリックス(5月7日、京セラドーム大阪)

スクランブル登板で役割を全う

 日本ハムの玉井大翔投手(32)が2―2の延長十二回1死から緊急登板。無失点で切り抜け、引き分けに持ち込み「冷静に投げられたかなと思います。とりあえずゼロで良かったです」と安堵の表情を浮かべた。

 9番手でマウンドに上がった生田目が、一塁ベースカーバーに入った際に、右足首を痛めて降板。その時点で準備をしていなかったが、ブルペンで数球投げて〝出動〟。2死から右前打を許したが、森を一ゴロに仕留めた。

延長十二回途中、足を負傷した生田目(中央)

 

3日の西武戦で576日ぶりの1軍マウンド

 昨季は腰痛の影響もあり、1軍登板ゼロ。一念発起し、オフから右肘を下げた新フォームに挑戦している。先月25日に1軍昇格し、3日の西武戦(エスコン)で576日ぶりの登板を果たした。

新フォームに加わった新たな武器

 投球スタイルを変え、大きな手応えを得ているのがフォークボールだ。

 「落ちるようになったので自信を持って投げられる球種になったと思います」。使うようになったのは、背番号19を引き継いだ金子千尋2軍投手コーチの助言だった。

背中を押した沢村賞右腕

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