ファイターズ
2025/06/17 23:15 NEW

達孝太が無傷の4勝目 失敗に終わった〝金子千尋作戦〟とは

ヒーローインタビュー後、ファイターズガール、フレップとともにポーズを取る達(右から3人目)=撮影・桜田史宏

■セ・パ交流戦1回戦 日本ハム4-1巨人(6月17日、東京ドーム)

 オレンジに染まった東京ドームに、青いユニホームの背番号16が映えた。日本ハムの達孝太投手(21)が、6回⅔を4安打1失点に抑え、無傷の4勝目をマーク。「完投する気持ちで行っていた」とイニング途中での降板に悔しさをにじませつつ、「でも、勝てたので良かったかなと思います」と最後は笑顔を見せた。

慣れない打席が回ってくるリズムに

 敵地で行われる交流戦では、投手が打席に立つ。慣れないリズムに翻弄され、四回までに3四球と、前半は制球に苦しんだ。「やってみて気づきましたけど、乗り切れそうな時に打席が回ってくるので、そこで乗り切れずに、また調子が落ちたり。キャッチボールをしているときにネクスト(サークル)に入らなきゃいけなかったり、キャッチボールした流れで(マウンドに)行けなくて、その難しさが結構ありました」と振り返る。

 それでも「もう、ど真ん中に投げようと思って、割り切れたときに修正できました」と、五、六回は3者凡退。七回2死一、二塁となったところで交代を告げられ「『おお、代えるんか』って思いながら(笑)。七回、あの(最後の)ワンアウトを取っていれば、ハイクオリティースタートもあったので、悔しかったですね」と唇をかみながらマウンドを降りたが、すぐに気持ちを切り替え、後続を抑えた河野らチームメートをベンチ前で真っ先に出迎えた。

マエケン撃ちの金子コーチを参考に

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