ファイターズ
2025/06/10 23:10

達孝太 誰もいなくなったウエートルームに足を運ぶ理由は…

北海道移転後1500勝の記念ボードを持つ(左から)玉井、達、伏見=撮影・松本奈央

■セ・パ交流戦1回戦 ヤクルト1-3日本ハム(6月10日、エスコンフィールド北海道)

北海道日本ハムファイターズと〝同い年〟の4年目右腕で1500勝

 節目の北海道移転後1500勝は、未来のエースによってもたらされた!

 日本ハムの達孝太投手(21)が7回3安打無失点で無傷の3勝目をマーク。「自分が生まれた日(2004年3月27日)に、北海道移転後初めてファイターズが試合をしたと聞いていたので、そこから節目の1500勝を自分が勝てたのはうれしかったですし、勝てる気しかしなかったですね」と胸を張った。

お立ち台で笑顔を見せる達(中央)

 

ダルビッシュのフォームで軌道修正

 風格すら感じるマウンドさばきだ。立ち上がりは「ちょっと良くなかった」と二回に一瞬、制球を乱すも「ダルさん(ダルビッシュ)のフォームをまねしたような感じで」と大胆にフォームと感覚を修正。三回以降は調子を取り戻し、六、七回は走者を得点圏に背負ったが、何事もなかったかのように後続を断った。

3勝目を挙げた達=撮影・井上浩明

 

待ちに待ったブレークの年

 高卒4年目の若き右腕が、覚醒の時を迎えている。今季はここまで4試合に登板し、26回⅔を投げて失点はわずかに「1」。ほぼイニング数と同じ26三振を奪い、防御率0.34と圧巻の数字だ。

プロ2年目から続けている〝日課〟

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