《SHINJOの信条》頭を冷やす時間ができたという僕の作戦。集中して、結果が出ると信じて

■セ・パ交流戦1回戦 日本ハム4-1巨人(6月17日、東京ドーム)
試合後、取材に応じた新庄剛志監督(53)の一問一答は以下の通り。
―達の投球内容をどう見たか
「完投してほしかったね。それが一番。完投できるピッチャーなので、してほしかったな、きょうは。安定感があるし、次でしょ」
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―(二回の本塁打3発に触れ)
「この球場はホント、ホームランが入りますね。エスコンは右中間、左中間が深いけど、ここは右中間、左中間が狭いので。怖いと言えば怖いですね。2人、ランナーが出たら」
―それも踏まえて攻撃的なオーダーを組んでいたのか
「名古屋では逆にする(笑)。ここはちょっとこすり気味でも入るからね」
―万波は2試合、スタメンを外れたが、ここで決勝本塁打
「頭を冷やす時間ができたという僕の作戦ですね。集中して、ああいうふうに結果が出ると信じて。実際に出てくれたので、ここから乗っていけると思います」
―頭を冷やす上で、1試合ではなく2試合、外す必要があった
「うん、もちろん。2、3試合は必要だと思って。彼はちょっと浮き沈みが激しい選手なので、(どうすれば、力を発揮できるか)判断してやっていくのが僕の仕事。常にベストの状態で、全員がベストの状態で。気持ちと技術と全て。しっかり見ているので。…九回、(山県の)あのバント。ああいう場面で決めていかないとレギュラーを獲れないですよ。本当に。ああいうバントをしっかり。本人は分かっていると思うんですけど、今後も(サインを)出していって。あれ、成功しないと自信につながっていかないから。失敗が続くと、また焦って失敗するので。そこは自分が何とか工夫して変えるしかないから。こっちだって、バントができないからと言って打たせてダブルプレーは嫌なので。そうしたら代打バントに切り替えます」
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―九回、柳川に託したのは
「俺、(投手交代を)やっていないって(笑)。でも、ずっといいので、柳川くんが来るだろうなと。これで田中くんがどう思うか。次のピッチングを期待しています」
―マルティネスとレイエスは併用するのか
「グワチョ(マルティネス)はまだ、1打席しか見ていないから。2軍で良くたって関係ないからね。(投手の)ボールが違うから。こういう感じになっていくんじゃないですか。あとはレイエスの足の状態とか見ながら。それは僕の判断で決めていきます」
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―伏見にも一発が出た
「きょう、2本打てよと言っていたんですよ。伏見くんには。ポイントを前にしてこの球場なら2本打てるから、1本目打って、もう1本やぞと冷静に言いました。そうしたらセーフティーしやがって(笑)。いらん言うてるやろって(笑)。俺のサインと思われるわ。恥ずかしいわ(笑)。2本打て言うてるのに。練習中に言っていたんですよ、きょう2本行くよと。1本目を打ってくれたので、もう1本いくなと思ってずっと打たせていました」
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―それは東京ドームだからか
「そう、名古屋なら全部バント(笑)。球場によって変えないと」

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