高校野球
2025/09/28 20:45 NEW

旭川実業が8点差を大逆転して全道へ 投内外こなす小池全が左右の打席で4安打【秋季旭川支部】

4安打を記録した旭川実業の小池=撮影・十島功

■秋季全道高校野球旭川支部(9月28日、旭川スタルヒン)
▽Aブロック代表決定戦 旭川志峯12-13旭川実業

夏の甲子園出場校・旭川志峯に勝利

 旭川実業には、頼れるスーパーマルチプレーヤーがいる。背番号5を付ける小池全内野手(2年)が夏の甲子園出場校・旭川志峯との代表決定戦で「1番・投手」として先発マウンドに上がった。一回は2三振を奪う3者凡退の好スタートを見せたが、二回に先制点を許すと三回にも失点を重ねた。2回⅓4失点(自責2)で降板した小池は「初回は気持ちの部分を出して、ああいう形でゼロを並べられた。その後は気持ちが入りすぎて制球力に苦しんだので、次からはしっかりと気持ちの部分で熱くなりながらも、制球を定めてチームを勢いづけたい」。

「1番・投手」で先発した旭川実業の小池

 

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七回コールドもありえた大ピンチに

 ここからが小池の真骨頂だった。マウンドを降りると、そのまま三塁へ。劣勢を打ち破るためのスイッチヒッターとして、頭を切り替えた。しかしチームは1-4の七回にさらに5失点を喫し、点を取らなければコールドゲームとなる8点差をつけられた。万事休すかと思われたが、小池は「ベンチ(の雰囲気)は落ちてなかった。自分がしっかり鼓舞する形で、やることをやり切って負けたならしょうがないと割り切っていた」。四球を挟みながらの連打で1点を返すと、なおも無死満塁で打順が小池に巡ってきた。

坂口監督も驚がく「完全に負け試合だった…」

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