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2025/12/27 20:35 NEW

Fジュニアが1勝1敗で決勝T進出の可能性残す 先発・小松が打者15人で5回無失点【NPBジュニアトーナメント】

くふうハヤテジュニアに4-0で勝利して喜ぶファイターズジュニアの選手たち=撮影・西川薫

■NPBジュニアトーナメント(12月27日、神奈川・横浜スタジアムほか)
▽予選グループC 日本ハムジュニア4-0くふうハヤテジュニア

2番手・吉田と6回を完封リレー

 昨年準優勝の日本ハムジュニアが完封リレーで今大会初勝利を挙げた。先発の小松絆人投手(6年)が5回2安打、無四球無失点。2人の走者を許したが味方が2併殺の好守備で最少の打者15人で打ち取ると、2番手の吉田晴投手(6年)も1回無失点と続いた。初戦には敗れたが、28日の予選グループ最終戦の結果次第で決勝トーナメント進出の可能性を残した。

先発したファイターズジュニアの小松

 

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ファイターズらしい戦いができた

 広島ジュニアに0-7での五回コールド負けから一夜、投打がかみ合い、星をタイに戻した。吉田侑樹監督(31)は「まず初回に点を取って、先発の小松が抑えてくれて、きょうがファイターズらしい戦いができたかな。フライがなかなか昨日は難しかったので、練習の中でフライを多めにやりました」。この日はファインプレーも飛び出すなど無失策で投手陣を援護した。

5回無失点と好投した小松(右)がベンチの祝福を受ける

 

千手観音投法で凡打の山

 先発の小松が持ち味を遺憾なく発揮した。右の上手から横手まで、〝千手観音投法〟で打者の目線を変えながら凡打の山を築いた。二回の先頭打者に二塁打を浴びたが、後続の左飛を井上峻之介外野手(6年)がしっかり捕球すると、すかさず二塁に転送して併殺でピンチを脱出。五回にも1死一塁で内野ゴロ併殺に討ち取り、無失点でマウンドを2番手の吉田に譲った。「まだ行けた。制球力が自分にとって武器なので、そこで流れをつけられて良かった。緊張したけど、打線が先制点を取ってくれて、投げる時は緊張はなかった」。三塁を踏ませない好投でチームに勢いをもたらした。

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