コンサドーレ
白井陽斗 自身初3戦連続弾で仙台撃破へ「勝てばラストスパートの勢いが付く」

■9月26日、札幌・大和ハウスプレミストドーム屋外サッカー練習場
北海道コンサドーレ札幌は26日、札幌市内で翌日に控える第31節・仙台戦(午後2時開始、プレド)へ向けて全体トレーニングを行い、練習は冒頭15分のみ公開された。自身初の3試合連続ゴールが期待されるFW白井陽斗(25)は「周りの方からは求められることだけど、チームの勝利を最優先して謙虚に走りたい」と平常心を貫いた。
秋を迎え、点取り屋が上昇気流に乗っている。主力FWが不在だった徳島戦では1トップを務め、2試合連続の先制点をマーク。出場停止となっていたバカヨコら助っ人陣の穴を埋める活躍で上位チーム撃破に貢献した。
高嶺の後方からのアーリークロスを頭で合わせた一撃は、圧巻だった。ストライカーとして覚醒の予感を漂わせるが、映像を振り返った白井は「8、9割はクロスがすごいという感想しかないです。当てるのに精一杯で、とりあえず枠に入れようというヘディング。たまたま良いコースに行って良かった」と低姿勢を崩さない。

大型FWが欠場した徳島戦で、攻撃陣は確かな手応えを得た。技術と機動力で勝負するオフェンスの形は、柴田監督が掲げるスペースアタッキングを体現したものだった。「(近藤)友喜のゴールの前の(青木)亮太くんとのワンツー。ああいう足元のところでスピードが出るのは日本人ならでは。柴田さんの求めるサッカーで、僕ら大きくない選手の足元の技術は武器になると思う」と自信を深めた。