コンサドーレ
2025/09/12 07:00 NEW

神経すり減るシーズン最終盤。勝ち点3にしがみつこう!《河合CRC竜の眼》

 

新たな指揮官の手腕は想像以上

 柴田監督が就任し、札幌のサッカーが変わった。短期間で戦術を落とし込んだ手腕は想像以上で、うれしい意味で驚きの感情が芽生えた。アカデミーの指導者時代から教え方が丁寧で、要点を伝えるのが上手いと聞いていた。推測になるが、優れた言語化能力を持っているのだろう。子供たちに伝え続けることで磨かれた指導力が発揮され、より理解力の高いプロ選手たちが即座にプレーで体現してくれたのだと感じている。

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 新体制で起きた現象の1つが、ベクトルの変化だ。スペースアタッキングを掲げる指揮官の戦術により、ワイドの幅を使いながら縦方向に矢印が向き始めた。

 初戦の秋田戦は不要な横パスやバックパスが散見され、アタッキングサードでのアイデアと精度が不足していた。しかし連勝を飾った甲府、大宮との試合では前に運ぶパスの優先順位が高まり、相手DFラインの背後へ流し込むボールが増えた。札幌の目指す攻撃的サッカーの一端が垣間見え、試合を見る人々のフラストレーションは激減した。

ポジショニングとテンポ

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