ファイターズ
2025/09/06 15:30

《ハム番24時》9月6日

 

 新幹線に7時間座って移動ゲームを行った疲労は、簡単に消えるものではないだろう。ただでさえ、緊迫した優勝争いが続くシーズン終盤。体も心もギリギリの状態で戦っている選手たちにとって、不運なアクシデントは堪えたはず。トラブルから一夜明けた6日の練習前は、眠い目をこすりながら、入念にストレッチをしている選手がほとんどだった。

 それでも、プロは言い訳をしない。前日に4番で2打数1安打2四死球と3度出塁し、移動疲れを感じさせない活躍を見せた郡司は「(新幹線の中では)ずっとドラマを見ていました。体はバキバキです。痛いですし、眠いですし」と本音もこぼしつつ、「でも、それがパフォーマンスを出せない理由にならないように、いつものように準備しました」と責任感をにじませた。

 前日の試合終了は午後11時。翌6日は14時からのデーゲーム。ホテルに戻ってからは「もう寝るだけ。それしかできないです」と、ケアに充てる時間もなく、ベッドに入るしかなかったという。そんな中で、この日は3番でスタメン出場している郡司。同じ新幹線に乗っていて、「疲れた。どう楽に仕事を終わらせようか…」などとばかり考えていた記者は、記者席からグラウンドの背番号30を眺め、反省中だ。

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