郡司裕也 進塁打のサインでまさかのフェン直二塁打「サイン無視ではないので(笑)」
一回1死三塁、適時二塁打を放った郡司=撮影・松本奈央
■パ・リーグ22回戦 楽天6-2日本ハム(8月30日、エスコンフィールド北海道)
一回から持ち前の勝負強さを発揮
日本ハムの郡司裕也捕手(27)が一回1死三塁で同点二塁打を放った。
地面スレスレの低めのスライダーに反応したが、試合後に進塁打のサインが出ていたと証言。二遊間へのゴロで走者を返すはずが、勢い余って左翼フェンスまでボールを運んだ。
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遊ゴロがタイムリーツーベース
先制された直後に飛び出した会心の一打には〝裏事情〟があった。
1死三塁。見送れば明らかなボール球をすくい上げるようなスイングで捉えた。走者を悠々と返すフェンス直撃の二塁打。ただ、ベンチの狙いは全く違っていて「二遊間へのゴロのサインが出ていました。進塁打で1点を確実に取るというサインが出ていたんですけど、ショートゴロを打ちにいったら、フェンス直撃になりました」と申し訳なさそうに打ち明けた。

〝最高の進塁打〟を強調
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内野ゴロ指令であわやホームラン―。チームにとっても自身にとってもうれしい誤算で「たまたま、いい打球になりました。たまたまっす」と控えめに振り返った。
もちろん、作戦遂行を最優先に考えていた。誤解されることを恐れ「(二塁打も)進塁打ではあるので、サイン無視ではないです。サイン通り。サイン無視ではないので(笑)」と念押しするように訴えた。
より結果が求められる時期
郡司が求められているのは、得点に絡む働きだ。打撃の過程や内容も大事だが「好調と取るか、変な打ち方をしたから、変な球でも当たったと取るか、まだ分からないです。打ちにいくのがそもそも間違えかもしれないですけど、結果がいいので、なんでもいいです」と豪快に笑い飛ばした。
一回1死満塁、有薗の左犠飛で生還した郡司
ノルマに掲げるシーズン100安打
残りは25試合。昨季と比較して、出場試合数や打席数は減っているが、モチベーションは高い。現在の安打81本を引き合いに出し「個人的に100安打は絶対に超えたいなという目標はありますね。1日1本以上打てれば絶対に行けるので、そこは確実に達成したい」と目をぎらつかせた。
ラストスパートへ 「残り全部、勝つくらいの気持ち」
チームのリーグ制覇も手の届くところにある。首位のソフトバンクを強く意識し「あとは全部勝つつもりというか。2勝1敗でいくようではホークスに(勝つペースが)間に合わなくなる気がする。残り全部、勝つくらいの気持ち、1戦も落とせない気持ちでやれれば」と決意を込めた。
勝負強さに加えて意外性も兼ね備えた郡司が、猛然とラストスパートをかける。