【一問一答】郡司裕也 2ランスクイズで好走塁「こっち見るなと思いながら走っていました(笑)」
3投手をリードした郡司(左から2人目)が勝利のタッチを交わす=撮影・小田岳史
■パ・リーグ15回戦 西武1ー6日本ハム(8月5日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの郡司裕也捕手(27)が5日、エスコンフィールド北海道で行われた西武戦に「4番・捕手」でスタメン出場し、攻守で躍動した。打っては三回に点差を広げる2点適時打を放ち、守っては山崎福也投手(32)の好投を引き出した。ヒーローインタビューを含む試合後の一問一答は以下の通り。
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【ヒーローインタビュー】
―攻守にわたる活躍でした。率直な気持ちは
「率直な気持ち…そうですね、夏ですね(笑)」
―三回1死満塁で2点タイムリー。どんな気持ちで打席に
「きょうは白石高校の吹奏楽部のみなさまに来ていただいて、すごく大きい音で応援してくださったので、選手に届いたと思います」
三回1死満塁、中前適時打を放つ郡司
―声援を背に打ったときの感触は
「感触も良かったですし、打席に立っているときも大きい音が聞こえますし、何か青春を思い出すような高校野球を思い出すような感じで、楽しくできました」
―山崎の好投を引き出すリード。息もぴったりだったと思いますが
「こんなイケメンなピッチャーと組ませてもらうのはちょっと気が引けるんですけど。僕は心のイケメンとしてやっているので、イケメンバッテリーということでいいですか(笑)」
ヒーローインタビューに答える郡司(右)
―夏休みで、いつもと違う雰囲気でした
「エスコンにブラスバンドが鳴り響くのは新鮮ですし、子供たちの声も聞こえているので、選手の力になっていると思います。ありがとうございます」
―あすの試合に向けて
「8月、暑いですけど、みなさんの応援で乗り切っていこうと思うので、熱い応援、よろしくお願いします」
【囲み取材】
―夏が来たか
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「夏がやってきました。ファイターズも郡司も世間も高校野球も。質問が雑になってきたな、だんだん(笑)」
―4番は力が入るか
「逆に力が抜けますね。4番キャッチャーという響きが格好良すぎて、常にマラカイさん(スタジアムDJ)の(選手紹介の)声を聞きながら、浸りながら打席に向かっています。気持ちいいです」

―山崎とバッテリーを組んでどう感じたか
「ブルペンからストレートの状態がすごく良くて、いつもより来ている感じもしたので、その分、変化球もキレがあって良かったと思います」
―真っすぐで押そうと考えたか
「きょうの状態なら押せると感じましたし、相手も福也さんは緩急を使ってくると思っている中で、インコースも使えたので良かったです」
―ブラバンの応援でテンションが上がったか
「そうですね。僕のときにアフリカンシンフォニーが流れたりして、それも浸りながら打席に向かいました」
―去年も高校生が来ているときに活躍
「去年はジョックロックで智弁和歌山になりきって打ったんですけど、きょうは…。アフリカンシンフォニーはどこが有名なんだろ? 分からないですけど、いろいろ思い出しました」
応援席で演奏する札幌白石高の生徒たち=撮影・宮永春希
―2ランスクイズは迷いなくホームに行けたか
「万中が絶妙なところに転がしてくれたので、(三塁手の)デービスにこっち見るな、こっち見るなと思いながら走っていました(笑)」
―サインが出たときはどんな心境だったか
「ちょっとビックリしましたね。本当に合っているかなと。まあ、思い切って行きました」
―驚いたのは、打席が万波だからか
「万中だから、本当に出たのかなと。ちゃんと確認しておいて良かったです」
―新庄監督は走塁で膨らまないか、心配していた
「僕の中で、セカンドランナーは最初から全力で行かないというか。もちろん、スクイズスタートは切るんですけど、そろそろそろと行って、バレないように8割ちょっとぐらいの力で走るイメージだったので、うまく(膨らまずに)切り返せたんじゃないのかなと。しゃかりきに走っていたら2ランスクイズとバレちゃうじゃないですか(笑)。そろそろ走るイメージでいました」
―走攻守でイケメンだったのか
「どういうことですか? もう、訳が分からないじゃないですか(笑)。きょうはイケメンバッテリーで抑えましたからね。いろんな組み合わせがありますけれども、イケメンバッテリーを選択肢の一つに入れてもらえたらなと思います(笑)」
フォトセッションに応じる(左から)山崎、郡司、水谷