ファイターズ
《荒木大輔のズバリ解投》ハッキリ言って物足りない幸太郎 2本のタイムリーは効果的だったが…

■パ・リーグ19回戦 日本ハム9-2ロッテ(9月4日、ZOZOマリンスタジアム)
打者にとってはヒット
達が粘りに粘って勝利をつかんだ。自身5試合ぶり。とにかく欲しかったであろう勝ち星。球数が増え、六回までしか投げられなかったが、無失点。ホッとしたことだろう。これは打者のヒットと同じ。勝利が付いたことに大きな意味がある。
安心感を与えたベテラン捕手
調子自体は決して良くなかった。立ち上がりから、フォークの落ちが悪く、決めきれないという印象が強かった。二、三、四、六回と得点圏に走者を背負った。それでも失点だけは防いだ。これが大事なのだ。ピッチャーも人間。常にいいボールを投げられるわけじゃない。悪い中で、どう抑えるか。
本人の粘りも当然ながら、伏見の存在も大きいだろう。勝ち星が付いていなかった直近4試合。伏見が先発マスクをかぶったのは7月31日のソフトバンク戦のみ。その後の3試合は梅林と田宮が先発した。梅林と田宮に責任があるわけではない。ただ、ベテラン捕手が安心感を与えたのは確かだろう。