【一問一答】斎藤友貴哉 福島を救った1球火消し カウント球は不要「勝負球です、全球」
七回、火消しに成功した斎藤がガッツポーズ=撮影・松本奈央
■パ・リーグ23回戦 楽天1-0日本ハム(8月31日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの斎藤友貴哉投手(30)が七回2死から登板し、一、三塁のピンチを救った。代打の鈴木大地内野手(36)を156キロ直球で三邪飛に打ち取り、1球火消しに成功。18試合連続無失点で、10ホールド目を挙げた。試合後の一問一答は以下の通り。
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―1球でピンチをしのいだ。どんな気持ちでマウンドに上がったか
「福島がああやってゼロでつないでくれたので、僕もなんとかゼロでいう気持ちで。1球目からベストパフォーマンスを出せるように準備しました」
七回を無失点に抑えた斎藤(右)を福島が迎える
―カウントを取るよりも1球目から勝負だったか
「勝負球です、全球。初球からいい入りができたので、いい結果につながったのかなと思います」
―準備のおかげか
「準備ですね。最高の準備が毎試合できているので。練習、試合前含め、寮に帰ってからのリカバリーを含め。全てが意識的にできている。良かったかなと」
―7月8日のロッテ戦でも1球火消しがあった
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「たまたまです。バッターが積極的ということもあって。でも初球から勝負にいっているので。どう攻めるか、意図を持って投げられていると思います」
―アウトの取り方はいろいろあるが、1球で打ち取るのは理想か
「理想的です。1球でヒットになったら評価は逆になるんですけど。今回のサードファウルフライもそうですけど、1球でアウトになるボールが投げられているのかなと」

―いつも早い時間から準備している
「やることが多すぎて(笑)。練習前になるべく全部、終わらせたい。キャッチボールの前に体のことを全部、終わらせたい。キャッチボールは試合と同じような状態でやりたいので。ほかの人と(手順が)逆になっているのかなと思います」
―10ホールドに到達。キャリアハイを更新している
「特に意識していないですけど、こうやって投げさせてもらっているのはありがたい。この時期、大事な場面を任されるのはすごくありがたいことなので、(首脳陣の要求に)どんどん応えていく」
―残り試合でどんなパフォーマンスを見せたいか
「緊張感がある試合が続くと思う。こうやって優勝決定戦、首位攻防戦を楽しむためにここまでやってきました。最後、いい形で終えられるように1試合1試合、最高の準備をして臨みたい」
七回を抑えた斎藤(中央)を迎える清宮幸(左)と福島=撮影・岩崎勝