【一問一答】斎藤友貴哉 今季初登板で初セーブ ニュース記事で見た〝あの人〟の言葉を胸に
九回を無失点で締め、笑顔でグラブを叩く斎藤=撮影・松本奈央
■パ・リーグ3回戦 日本ハム7-5西武(3月30日、ベルーナドーム)
日本ハムの斎藤友貴哉投手(30)が2点リードの回に今季初登板。西武打線を3人で打ち取り、球団63年ぶりとなる開幕3連勝の瞬間を締めくくった。クローザーの一角としてプレッシャーを感じる日々だが、ニュース記事で見た〝あの人〟の言葉を胸に、プロ7年目のシーズンを戦い抜く。一問一答は以下の通り。
―投球内容を振り返って
「点差関係なしにゼロで抑えられて、試合に勝つことができて、すごくうれしいです」
―新庄監督から抑えの1人として期待されている中でのセーブ
「めちゃくちゃうれしいですね。投げていて、きょうは楽しめたかなと思います」
―緊張はなかったか
「緊張はめちゃくちゃしていたんですけど、それも楽しもうと思って投げることができました」

―気合も入っていたか
「あまりいつもと変わらないというか。気負いすぎず、いつもの自分でいこうという感じで。九回というのはあまり考えずに、任されたイニングをしっかり抑えるということだけを意識して、投げることができました」
―オープン戦が終わってから開幕までの期間で、取り組んだこと、考えたことは
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「オープン戦であまり良くなかったんですけど、それも受け入れて、しっかりシーズンに入って。きょう、まず1試合目にしっかり入ろうという気持ちで臨みました」
―技術面よりは心持ちか
「技術面もコンディションを上げていって、という感じなんですけど、去年の移籍後初登板がここ(ベルーナドーム)だったので、それも一つの試練として乗り越えることができたかなという感じで。すごく良いスタートが切れたかなと思います」
―九回を抑えて、これでチームは開幕3連勝
「次のソフトバンク戦に向けて、という切り替えは、たぶんみんな、またあしたからしてくるかなと思います」

―マウンドに行く前、水をしっかり飲めたか
「きょうはしっかり飲みました。いつも飲んでいるんですけど、口を付けないので、それがたぶん(苦笑)」
―潔癖症?
「いや、そういうのはないんですけど」
―監督が心配していた
「マジですか? 監督も知っているんですか?」
―取材時に「水を受け取って飲んだと自分では思いながらも、胸元に全部こぼれている。びちゃびちゃでマウンドに上がることが多い」と言っていた
「いや、飲んでいます。飲めていますね。ちゃんと飲んでいます(苦笑)」
―連勝が伸びてくると、リリーフとしてプレッシャーが出てくるのでは
「プレッシャーというか、本当に任されたイニングを抑えることが、自分たちの仕事なので。もう毎日がプレッシャーなので、そこのプレッシャーも楽しんでいけるように。(自身のスマホを見せながら)きのうの(試合の)記事をスクショして。監督の話、すごくいいなと思って。ホッカイロを渡している時に『ピンチの時ほど、ボール飛んでこい、という意識を持ちなさい』と。河野も笑っていたらしいんですけど、『俺も試合に出てーよ』ということで。『緊迫した試合でグラウンドに立っている幸せというのは、自分たちにしか感じられないので』というのが、すごく良い言葉だなと思って。緊張しているんですけど、本当に楽しんで投げられるように、これからもやっていきたいです」
八回2死一、三塁、マウンドに集まる選手に、声をかけて笑わせる新庄監督(右から2人目)=撮影・岩崎勝