ファイターズ
2025/08/28 14:50 NEW

《ハム番24時》8月28日


 26日の試合後。外野手の動きに厳しく目を光らせている新庄監督が「僕の次にうまいから(笑)」と評価したのが、五十幡だった。七回裏の守備から途中出場し、縦横無尽に駆けて、ヒットになってもおかしくない打球を3度、好捕した。

 指揮官の最大級の褒め言葉を伝え聞いた五十幡はうれしそうに表情を緩めつつ「そこまで言われるほどじゃないです」と恐縮。失点を未然に防いだ守備についても「それを期待して使ってもらっているので。センター前に落ちるかどうかの打球はギリギリでしたけど、それ以外は少し余裕がありました。自分の中ではできることを普通にやった、というだけですね」と事もなげに言った。

 新庄監督は外野を統率する役割にも触れていた。「両サイド(レフトとライト)にしっかり球際を捕らせてファインプレーというぐらいの気持ちにならないと」。かみ砕くと、センターから指示を出し、ほかの2人の好守を引き出してこそ超一流―という指摘だ。

 これを受け、五十幡の考えを聞いてみると「自分が入って守備範囲が少しでも広がれば、どちらかに寄せることができる。例えば、レフトなら左中間を広めにして自分がいくから、ライン際をケアしてと。その結果、ライン際の打球を捕れたらいい。打者の雰囲気やスイングの軌道を含めてレフト、ライトに伝え、どう動かせるか。そういうところも大事」と説明してくれた。次元が違う。〝師弟〟が求める理想型が高度すぎて、笑うしかなかった。

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