SG富永啓生 レバンガ全体練習に合流「やっと始まるんだなって、すごく実感が湧いた」
全体練習に初合流した富永(右)と、ロイブルHC=撮影・西川薫
全13選手が揃った全体練習を公開
B1レバンガ北海道は22日、新加入の日本代表SG富永啓生(24)を含めた全13選手が初めて揃った全体練習を公開した。14シーズンぶりに指揮を執るトーステン・ロイブルHC(53)指揮の下、チームは7月29日から始動していたが、この日の練習から富永、フィリピン代表としてアジアカップに出場していたSG/SFドワイト・ラモス(26)、7月に新加入が発表された元NBAのCジャリル・オカフォー(29)の3選手が合流。いよいよ悲願のCS出場へ向け、本格始動した。
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速攻を中心にハードな2部練習の初日を終えた富永。最後は少々ガス欠気味だったが、練習の合間には笑顔ものぞかせた。「すごく楽しかった。やっと始まるんだなって、すごく実感が湧いた練習になったかな。アジアカップが終わって1週間ぐらいたって、オフを設けていたので、ちょっと練習がきつかった部分はあった。これからもっとコンディションを上げて、開幕に向けて頑張っていきたい」。10月4、5日に敵地で迎える名古屋D戦(IGアリーナ)まで1カ月半後に迫ったレバンガ〝デビュー〟へ意気込んだ。
ロイブルHC、新戦力のオカフォーとも再会
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旧知の顔にも再会した。ロイブルHCとはU16、U18、3×3日本代表で師弟関係。「彼が代表でやっていた練習メニューそのままの練習がたくさんあって、なんか懐かしいなって気持ちになりました」。ロイブルHCは「(各カテゴリーで)常にトップを突っ走ってきた選手。次はBリーグでトップの選手になれると思う。彼が成長してステップアップすることは確信しているし、そういう姿をNBAにぜひ見てもらいたい」と期待を込めた。
「まさか去年、一緒にアメリカでやっていた選手と…」
オカフォーとは昨季、NBAインディアナ・ペイサーズ傘下のチームで一緒にプレー。「まさか去年、一緒にアメリカでやっていた選手と、また日本でチームメートになるとは思わなかった。すごく新鮮な気持ちと、同じチームでやれて嬉しいねって話しました。これから先、もっと連係も含めてやっていければ」。お互いの特徴を熟知していることは、大きなプラスとなる。
昨季、富永とNBAでプレーしていた新加入のオカフォー
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今後は9月中旬のクラブ初主管の国際試合やプレシーズンマッチを経て、開幕を迎える。「チームにケミストリー(化学変化)を起こすところが第一。きょうから全員集まっての練習ということで、これから毎日を無駄にせず、チームケミストリーをより高めて、個人ではコンディションを高めて、開幕に向けて頑張っていきたい」。歴代最強の布陣を牽引し、スタートダッシュへ準備を整える。