山崎福也 悔しい5回2失点降板 次回の雪辱へ「つかまらない姿を見せたい」
先発の山崎は5回2失点と粘投=撮影・松本奈央
■パ・リーグ15回戦 ロッテ2-3日本ハム(8月13日、エスコンフィールド北海道)
チームの勝利につながった粘投
日本ハムの山崎福也投手(32)が先発し、5回2失点、84球でマウンドを降りた。
1点ビハインドで中継ぎ陣にバトンを渡したが、粘りの投球は無駄にならなかった。劇的勝利に安堵し、喜びを仲間と分かち合った。
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ゲームメークも悔やむ早期降板
走者を出しても辛抱強く対処し、ゲームメークした。失点は三回のスクイズと五回の犠牲フライ。打ち取った当たりが安打になるシーンもあった。長いイニングに強いこだわりがあり、早い交代は悔やまれる。
試合後は「なんとも言えないですよね。(自己評価が)難しい…。運がなかったというか。ヒット自体は打たれているので、もう少し減らすことができたら、という感じですね」と改善点を見つめ直した。
五回1死三塁、ロッテ・西川に右犠飛を打たれた山崎(左)=撮影・井上浩明
目指すは「つかまらない」ピッチング
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一回、三回、五回と2本ずつ安打を許した。最少失点でしのいだとしても、ピンチが続くと、首脳陣は継投策のタイミングを探る。
緩急を使い、テンポ良くアウトを積み重ねる自らのスタイルを引き合いに出し「結局、僕みたいなタイプはつかまってしまったら、すぐ代えられてしまう。そこですよね。つかまらない姿を見せたい」と力を込めた。
チームの勝利に破顔
試合終盤は、自らの責任を受け止めながらベンチで応援していたが、八回にレイエスの同点弾が飛び出すと、表情を崩した。九回は水谷がサヨナラ打を放った。
我慢の投球は結果的に報われ「あれ(同点本塁打)はシンプルにうれしかったですね。チームが勝って救われました。良かったです」と目を細めた。

次回こそは本領発揮!
もちろん、個人としては雪辱を期している。
「あとはちょっとしたコントロールですかね。そんなに調子自体は悪くない」。まだまだ、こんなものではないー。本領発揮する姿を首脳陣にもファンにも見せつける。