【一問一答】山崎福也 早期降板の悔しさぶつけた完投「ほかのピッチャーに負けていられない」
八回を無失点に抑えた山崎=撮影・小田岳史
■パ・リーグ12回戦 日本ハム13-1ロッテ(7月9日、ZOZOマリンスタジアム)
日本ハムの山崎福也投手(32)が先発し、9回1失点で今季2度目の完投勝利を飾った。序盤から味方の大量援護に支えられ、ストライク先行の投球。ソロ本塁打で1点こそ失ったが、危なげなくアウトを積み重ねた。試合後の一問一答は以下の通り。
―110球完投。振り返って
「まずは打者陣に感謝の気持ちがあります。あれだけ点数を取ってもらえると、攻めやすいというところはありました」
―真っすぐの使いどころが良かったと。特にどの場面を指しているか
「序盤、(捕手が)田宮だったので、その時の使い方ですね。インコースにしてもアウトコースにしても。いいところで使っていたかなと思いました」
先発の山崎がテンポ良く打者を打ち取る=撮影・井上浩明
―途中、キャッチャーが代わってどう感じたか
「何か(アクシデントが)あったのかなと思いましたけど、何もなかったのでホッとしました。代わっても(伏見)寅威さんはいつも受けてもらっているので、動揺はなかったです」
―完投して中継ぎ陣を休ませられた
「うれしい気持ちもありますし、もっともっと長いイニングを投げられるように頑張ります」
―一回の援護は大きかったか
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「大きいですし、ちょっとびっくりしましたね」

―大量点を追い風にピッチングの状態が上がってきたか
「どちらかといえば、ああいうふうに点がポンポンと入ると、こちらも取られるケースがある。どうなるのかな、という感じはあったんですけど、調子も良かったので、きょうは大丈夫かなという安心感はありましたね」
―試合前、長く伏見と話していた。言える範囲でどんな話を
「ツーシームの使い方ですね。ツーシーム、どこでいったらいいですかね?みたいな。寅威さん、ツーシームの使い方がうまいので、どういうところでいったらいいか聞きました」
試合終了後、互いをたたえる山崎(左)と伏見
―田宮と組んだ場合でもアドバイスを参考にして
「(田宮)裕涼はどんな感じでサインを出すのかな、ということもあって。本当にうまいこと使ってくれたので良かったです」
―田宮と事前に打ち合わせていたのか
「いや、強くは言っていないです。ツーシームを使っていこうね、と軽い感じで言っていました」
―あらためて完投へのこだわりは
「ほかのピッチャーもいっぱい完投していて、負けていられないので。僕自身も長いイニングを投げたいという気持ちは常にある。完投はしたいですし、極力、7回、8回を毎試合、投げられるようにという意識はありますね」
九回のマウンドへ向かう山崎