高校野球
2025/08/11 17:25 NEW

【プレーバック】全国高校野球選手権1回戦 東海大熊本星翔10-7北海(8月11日、阪神甲子園球場)

一回、2失点した森(中央)に声を掛ける伝令の浅水(左から2人目)=撮影・桜田史宏

終盤粘り見せるも初戦突破ならず

 全国最多41度目出場の北海は、終盤の猛追も及ばず7-10で初戦敗退した。3点ビハインドの五回に同点に追いついたが、七回に4失策と守備が乱れ、4安打1四球などで一挙6点失った。最大6点差から3点差まで詰め寄る粘りを見せたが、七回の大量失点が響いた。

 先発は1年生の森健成投手。先頭打者を四球で歩かせ、犠打のあと3連打と内野ゴロの悪送球で2点取られた。四回から代打で途中出場していた小野悠真投手(2年)が2番手で登板。五回に1死三塁のピンチを招き、エースナンバーを背負う浅水結翔投手(3年)にスイッチした。浅水が犠飛を打たれ1点追加されたが、後続を断って最少失点にとどめた。

 直後の五回攻撃で反撃を開始した。先頭の7番・浅水が左前打で出塁し、一塁にまわっていた小野が適時二塁打を放ち1点返した。犠打で三進し、相手投手の暴投で2点目。1番・佐藤瞭磨外野手(3年)が左翼への二塁打を放ち、2死後、3番・櫻井悠也内野手(3年)の適時打で同点に追いついた。

 七回に悪夢が待っていた。浅水は先頭打者を四球で歩かせ、続く打者のバントを浅水が悪送球して無死一、二塁に。内野安打で満塁となり、相手のスクイズ失敗で1死二、三塁となった。吉井天星遊撃手(3年)の失策で勝ち越しを許した。適時打と櫻井二塁手の失策、その後に2点三塁打、適時打とたたみかけられ、3-9と離された。

 直後の攻撃では、佐藤外野手の二塁打と櫻井二塁手の適時打で1点返した。八回に犠飛で1点取られ、再び6点差がついた裏の攻撃は、五番・佐竹徠都中堅手(2年)の内野安打から始まり、四球と3連打で3点返した。しかし反撃はここまで。5人の投手による継投で総力戦を挑んだが、夏の甲子園2年ぶりの初戦突破はならなかった。

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