ファイターズ
松本剛 先発復帰も快音響かず 力投のエース伊藤に「申し訳ない」

■パ・リーグ18回戦 日本ハム0-1ソフトバンク(8月10日、みずほペイペイドーム)
7日の西武戦で右手中指に死球を受けて途中交代した日本ハムの松本剛外野手(31)が、2試合ぶりにスタメン復帰した。相手先発・モイネロの前に4打数無安打に倒れ、チームは0-1で敗戦。試合後はグッと唇を噛み「悔しいですね」とつぶやいた。
「けがは関係ない」
前日9日はベンチ入りしたものの出番がなかった。「もう(試合に)出られなかったら(1軍に)いる意味ないので、けがは関係ないので。きょうメンバーの中に入っていたのに、結果を残せなかったのは悔しいです」。
けがを押してのプレー。多少、痛みがあるのではという問いにも「そこは本当に言い訳になるので。行けると思って試合に出ていますし。きょう(伊藤)大海があれだけ素晴らしいピッチングをしていたので、申し訳ないです」。力投を続けるエースを援護できなかったことを悔いた。
普段は痛みに強い男

本人も最悪の事態を覚悟するほどだった。7日の西武戦では「7番・右翼」で先発出場し、二回の第1打席に今井の152キロが右手中指を直撃。痛みに強い男が、顔をゆがめて、その場でしゃがみ込んだ。途中交代し、札幌市内の病院へ。チームメート、ファン、誰もが無事であることを祈っていた。