高校野球
2025/08/09 18:55 NEW

北海・松田収司 昨春センバツ出場時のエースがリベンジのマウンドを待ち焦がれる【夏の甲子園】

ストレッチする北海の松田=撮影・桜田史宏

■全国高校野球選手権第5日(8月9日)

 南北海道代表の北海は、10日の1回戦・東海大熊本星翔戦へ向けた練習を兵庫県明石市内で行った。昨春のセンバツ甲子園出場時に2年生エースだった松田収司投手(3年)は、5人の投手陣の中で唯一、今夏の登板機会がない。幾度のけがに苦しめられてきた元エースが、リベンジのマウンドへ向かう。

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チーム最速の145キロ右腕

 かつてのエースに、復活の気配が漂う。7月30日の大阪入り後、今月7日を除いて連日のブルペン入り。チーム最速の145キロ右腕は「だんだん球の勢いが上がってきてます。まだボールが抜けることあるけど、しっかりとベース上に投げられてる」。エース浅水結翔(3年)らがマウンドで活躍する姿に「悔しいし、自分も早く投げたいっていう気持ちでいっぱいです」。今、チームの誰よりもマウンドを欲している。

大阪桐蔭戦の負傷から調子上がらず

 初めての甲子園は、あっという間に終わった。1回戦の大阪桐蔭戦は「焦っていて、あんまり覚えてない」。序盤に右肘を痛め、2回⅔を投げ、3安打8四球で途中降板。チームも1-7で完敗した。夏に復帰したが、その後はなかなか長いイニングを任せられることはなかった。

この春も負傷して夏は登板機会なし

 再起を図った今春、札幌支部初戦から全道1回戦まで4戦連続で先発起用。しかし肋骨を疲労骨折。春季全道決勝戦で2回⅓を3失点したのを最後に、ここまでの公式戦では登板がない。「春も調子が悪くて、けがもしてしまって(指導者からの)信頼がまだ戻っていないので、練習でしっかりアピールして投げたい」。ここまできて諦めるわけにはいかない。

ブルペンでは絶好調 平川監督も…

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