南北北海道代表の旭川志峯&北海が堂々行進 「優勝旗を持ってみたい」【夏の甲子園開会式】
開会式で入場行進する旭川志峯(手前)と北海の選手たち=撮影・中島聡一朗
初めて夕方開始の開会式
全国高校野球選手権の開会式が5日、阪神甲子園球場で史上初めて午後4時開始で実施され、3年ぶり11度目出場の北北海道代表の旭川志峯と、2年ぶりで史上最多41度目の出場となる南北海道代表の北海が入場行進した。1回戦は、旭川志峯が7日の第4試合で広陵(広島)と、北海は10日の第2試合で東海大熊本星翔と対戦する。
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両校とも甲子園球場を実感
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少しだけ暑さも和らいだ午後4時。昨夏王者の京都国際に続き、旭川志峯、北海が続いた。49代表全てが外野の芝生部分に整列すると、旭川志峯の稲葉遼主将(3年)と北海の佐藤瞭磨主将(3年)が南北それぞれの代表旗を携え、ナインたちは中央から本塁方向へ向かって堂々と行進した。
開会式に臨む旭川志峯(左から2列目)と北海(同3列目)の選手たち
北海の佐藤主将は「より全体、周りを見渡せたといいますか、真ん中から見て、ここで試合をやるんだなっていう気持ちでした」。旭川志峯の稲葉主将も「朝6時に集合して、素振りして自分たちで行進の練習をしてきた。観客が入っていたので甲子園に来たなという感じ」と、2日後に迫った初戦へ気持ちを高ぶらせた。
入場行進する北海の選手たち=撮影・小川泰弘
初めて生で見た優勝旗に
開会式では、京都国際の優勝旗を間近で見た。北海の佐藤主将は「南大会のと比べても一回りぐらい大きかった。初めて生で見ましたし、大きいなっていう印象でしたね。日本一になりたい気持ちもありますし、優勝旗を持ってみたいという気持ちは強いですね」。2016年の準V超えへの気持ちが増した。
自分たちのスタイルで初戦に挑む
旭川志峯は2日後の初戦へ向け、午前中の練習では紅白戦を行った。7月30日の大阪入り後、1週間が経過。稲葉主将は「(部員の)半分以上が下宿とか集団生活をしたことのない人たちの集まりで、乱れていた部分はあったけど、(大阪に)来た時よりは全然良くなっていると思います。一つ勝つために何が必要かっていうところは、ずっと変わらないと思う。自分たちのスタイルを変えないでやっていきたい」。平常心で試合に臨む覚悟だ。
入場行進する旭川志峯の選手たち
「すぐ試合をしたい」
北海は1回戦までまだ5日ある。佐藤主将は「本当にすぐ試合をしたいぐらい楽しみですし、あと5日あるので、練習はもう少しこなせると思う。初戦の入りって、めちゃめちゃ重要になると思うので、しっかり一発目からいけるようにやっていきたい」。道勢W快進撃へ、両校とも本番モードだ。
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