旭川志峯は第3日第4試合で広島・広陵と対戦 ナイターでは「気合と根性による集中力」【甲子園組み合わせ抽選】
組み合わせ抽選で引いた番号を発表する旭川志峯の稲葉主将=撮影・小川泰弘
試合開始は午後6時45分
夏の甲子園の組み合わせ抽選会が3日、大阪市内で行われ、北北海道代表で3年ぶり11度目、校名変更後では初出場となる旭川志峯は、第3日(7日)第4試合の1回戦で、広陵(広島)と対戦することが決まった。今大会から1回戦全日程が朝夕2部開催となり、試合開始は午後6時45分プレーボールの予定となる。
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失点は5点以内に
いきなりのナイターゲームで、3年連続連続26度目出場の強豪に挑む。旭川志峯の稲葉遼主将(3年)は「昔から強いので、そこに左右されないでやっていきたい。ピッチャー中心に、何点か取られると思うけど、5点以内に抑えて、その中でチャンスがあれば1点でも相手より多く取って勝てれば」と、32年ぶりの白星発進を誓う。
本当にナイターになるとは…
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大阪入り後、うだるような暑さが続いている。ナイター開催で、少しでも暑さが和らぐのは朗報だ。この日の会場入り後、山本博幸監督(45)は「どうせなら涼しいところも良い」と稲葉主将に冗談ぽく話していたが、「本当に夜になるとは思っていなかった」。稲葉主将も「日中に比べたら涼しい中だと思うけど、そこは一つ良いのかな」と前向きに受け止めている。
対戦が決まった旭川志峯の稲葉遼主将(左)と広陵の空輝星主将
タイブレーク導入時も最初に経験
2018年に甲子園でタイブレークが導入されて初めての試合が校名変更前の旭川大学高だった。この年も第4試合で、佐久長聖と対戦。当時のエースは現ヤクルト・沼田翔平投手(25)、現広島・持丸泰輝捕手(23)が主力として活躍。3時間7分の激闘の末に4-5敗れたが、当時部長だった山本監督は「前よりも遅い。あのときは4時ぐらいに始まって、終わったのが7時半くらいだったから」と振り返る。ナイター対策については「僕もね、一回しかタイブレークでやった記憶がないので。(ボールが)見づらいとかそういうのは選手しか分からない。指導する立場からして、気をつける気をつけないっていうのはあんまりないかな」。
普段の練習から比べたら
なぜなら自信がある。「大丈夫です。暗い中やっているので、うち」と指揮官。普段から同校のグラウンドでもナイター照明の下で練習している。と言っても甲子園のような高さと照度はないため、特に外野への飛球は暗闇に消えていく。「暗い中、(ボールが)見えない中でも『見れ』って。『はい』って見て捕っているよ。よく捕るなって思うけど、本当に。でも、『見れ』と言ったら見るので。気合と根性による集中力。そこから比べたら見やすい」と意に介さない。稲葉主将も「見えないとかそういうのじゃなくて、見る」。暗かろうが、何だろうが、同校伝統の「気合と根性」で、勝利への道を切り開く。
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