高校野球
2025/08/08 18:50 NEW

甲子園ルーキー最速144キロ・森健成の秘密は驚異のスピン量【夏の甲子園】

実戦形式の練習に登板した北海の森=撮影・桜田史宏

■全国高校野球選手権第4日(8月8日)

 南北海道代表の北海は、10日の1回戦・東海大熊本星翔戦へ向け、兵庫県西宮市内で約2時間、打撃練習やノックなどで調整した。1年生でただ一人ベンチ入りした森健成投手は今大会49代表中の1年生投手では最速の144キロをマークする。投手デビューが実現すれば、同校では1967年に広陵との1回戦(1●8)に救援登板した丸山幸雄さん以来、58年ぶりの快挙だ。

「ずっと憧れの場所」聖地のマウンドに立ち鳥肌が

 白いグラブがトレードマークの森が、連日ブルペン入りし精力的に汗を流している。7月31日の公式練習では初めて聖地のマウンドに立ち、鳥肌が立った。「ずっと憧れの場所というか、ずっと立ってみたい、やってみたいところだった。そのマウンドに立つ機会が来たので、しっかり結果を出したい」と、2日後に迫った初戦を見据えた。

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 夏の甲子園で1年生がベンチ入りするのは21年の熊谷陽輝投手(中央大2年)以来。全国最多41度の出場を誇る名門で、1年春にベンチ入りするだけでも至難の中、札幌支部代表決定戦で公式戦デビューし3試合に登板。夏は南北海道大会準決勝の駒大苫小牧戦で初先発。自己最速を更新するなど4試合に登板。めきめきと実力を伸ばしてきた。

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