【一問一答】達孝太 今井との投げ合いで見せた負けん気「意地のぶつかり合い。次は長くマウンドに」
七回途中無失点と好投した達=撮影・松本奈央
■パ・リーグ17回戦 西武2-0日本ハム(8月7日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの達孝太投手(21)が先発し、7回途中無失点の好投を披露した。勝ち負けは付かなかったが、球界屈指の右腕・今井達也投手(27)と堂々の投げ合い。試した配球パターンが効果的に決まるなど、収穫は多かった。試合後の一問一答は以下の通り。
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―好投も勝利にはつながらなかった
「白星に飢えていたので、(球場に)全身白の服で来たんですけど、勝てんかったです」
―無失点に抑えた。投球内容の自己評価は
「ちょっと三振が多い分、球数も多かったですね。1イニング目は良かったですけど、ヒットを打たれてから、ランナーを出してから、ちょっと球数が多かったかなと」

―曲がり球を多めに使っていた。狙いは
「絶対に打たれるやろなと思って投げていたので、いつもと違うことをやってみようかなと。曲がり球を多めにしたり、チェンジアップを投げたり。結構、抜けましたけど」
―決め球のスライダーで三振も
「序盤、フォークが全然、良くなかったです。四回ぐらいからちょっと戻りだして、そこから三振を取れたので、そのあたりは良かったかなと思います」
―久しぶりに梅林とバッテリーを組んでどう感じたか
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「キャッチングが良すぎて、どこに投げているのか、分からなくなりました(笑)。結構、ギリギリ投げているのに、あれ、今のど真ん中?みたいな。そういう球があったので、あらためてすごいなと思いました」
ベンチで梅林と(右)と会話する達
―投球の引き出しが増えたか
「そうですね。低めの真っすぐも何球かあって。あまり試合では使わなかったんですけど、それも引き出しの一つとして加わったかなという感じです」
―あとはネビンを封じられたら
「…もうバレているんですかね、球種(笑)。そこそこ(厳しいコースに)行って…。前回の対戦は全部、外に行って、ホームランを打たれましたけど、きょうは2試合ぶりにインコースへ真っすぐを投げたら、バチーンとやられて。梅林さんが言っているんじゃないかな、と思いました(笑)」
―今井との投げ合い。三振の数も競っていたが、意識はあったか
「そうですね。そんなに三振、三振という感じではなかったですけど、(今井は)三振が多いな、と思いながら見ていて、負けじと三振を取ってやろうという気持ちになりましたね」
―先にマウンドを降りることになり、悔しさもあったか
「そうですね。あそこまでいったら意地のぶつかり合いじゃないですか。次は長くマウンドにいたいですね」
七回途中でマウンドを降りる達
―あとはネビン
「ネビンはちょっと…申告敬遠を4回した方がいいんじゃないかと(笑)」
―梅林とのバッテリーで得たものは
「最近は使っていなかったカーブとチェンジアップを初球から、追い込んでから、サインをしっかり出してくれたので。久々にカーブでも三振を取れました。そのへんの引き出しが最近はなかったので、戻ってきて良かったなと」