コンサドーレ
2025/07/22 19:25

菅野孝憲が部分合流 逆境を乗り越え「出て、勝って、昇格することが自分の仕事」

全体練習に部分合流したGK菅野=撮影・宮西雄太郎

■7月22日、札幌・宮の沢白い恋人サッカー場

 北海道コンサドーレ札幌のGK菅野孝憲(41)が22日、札幌市内で行われた全体トレーニングに部分合流した。6月17日の練習中に負傷した左ふくらはぎの状態は、約1カ月に及ぶリハビリを経て順調に回復。ベテランは中断期間明けの第24節・鳥栖戦(8月2日、プレド)に照準を定め、徐々にギアを上げていく。

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 不測の事態を乗り越え、背番号1がピッチに帰ってきた。大粒の汗を流しながら取材に応じた菅野は「フィジカルコーチ、トレーナーのおかげです。本当に良いアプローチをしてもらえた。その人たちの分まで、僕が頑張らないといけないと感じています」と、カムバックへの強い覚悟を言葉に乗せた。

 後半戦のスタートを目前に控えた6月中旬。日々のトレーニングで限界間近まで自らを追い込む男の体が、悲鳴を上げた。診断結果は左ふくらはぎの肉離れ。「チームに対して申し訳なかったし、自分に対しても情けなさや悔しさが残りました」と、当時の心境を思い返す。

 年齢に抗いながら、ストイックにサッカーと向き合うゆえの代償だった。シーズン開幕直後の脳しんとうに続く今季2度目の離脱を余儀なくされた菅野は、いきなり訪れた逆境を前向きに受け止めた。

 「自分の体と向き合っているつもりでも、隙をつくるとケガが起きる。体は日々変わるので、もっと注意深く見ないといけなかった。夏場は水分量も減るので(練習の)やり過ぎに注意しないといけないし、もっとコンパクトでも良かったかな。振り返ってみれば防げたケガだったけど、隙をつくらないことが大事と大きな学びを得ることができた。より自分が強くなるチャンス。ポジティブなケガだと捉えていました」

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