白樺へのリベンジへ 士別翔雲・大塚叶夢主将がエース大橋広翔の好リード誓う【北大会公式練習】
士別翔雲の大塚主将(左)は2年前の準決勝では外野だったが、今年は正捕手としてエース・大橋をリードする=撮影・西川薫
■全国高校野球選手権北北海道大会(7月20日、エスコンフィールド北海道)
▽公式練習
春季大会で大敗した相手に雪辱だ
北北海道大会としては2年ぶりのエスコン開催で21日から準決勝が行われる。公式練習を行った士別翔雲では、2年前にも準決勝でただ一人、1年生外野手のスタメンとして出場した大塚叶夢捕手(3年)。今回は主将として、そして145キロ右腕・大橋広翔(3年)をリードする正妻として、春季大会では五回コールドで敗れた白樺にリベンジを挑む。
誰が来ても打てる
打撃練習で快音を響かせる士別翔雲の大塚主将(右)
フリー打撃で快音を連発した大塚。「(ボールの)見え方も別に悪くなかったので、ピッチャーは誰が来ても打てるかな。球場どうこじゃなくて、いつも通りな感じでバッティングができた。本戦でも結果が出せれば」とリラックスした表情っを見せた。「ここまで僅差で勝てる試合が続いていて、後半に勝負がかかっている。白樺も良い試合して勝ってきている分、接戦には慣れているので、後半で勝負が決まる。あと2勝で甲子園。そこが目標なので、達成できるように勝っていきたい」と意気込んだ。
2年前と試合の重圧は比にならない 「今はキャプテンとして…」
この記事は有料会員限定です。
登録すると続きをお読みいただけます。
2年前とは立場が違う。「2年前はもう必死だったっていうか、先輩方のためになんとかしなきゃっていう思いが強かった。今はキャプテンとして自分が引っ張っていく立場になるので、捕手としても4番としても。特に4番としては、もっと打撃面で輝けるように、自分が打点を稼げるようにしていきたい。2年前との重圧は比にならない。そこは自分なりに引っ張っていきながら、楽しみつつ頑張りたい」。
春の敗因はしっかり分析
春の反省を大いに生かす。春季全道大会2回戦では白樺に五回コールド負け。先発の大橋は3回⅔を投げ、7失点でKO。「春の大会は変化球をちょっと多く打たれてしまった。特にカットボールが内角に来た球を全部打たれて、大量点につながった。しっかり、外の真っすぐが基本なんですけど、インコースにも真っすぐで押せるようにしていきたい。チェンジアップとかスプリットとか使える球種は増えている。左バッターが多いチームだと思うから、それらを駆使して抑えていきたい」。同じ相手に続けて負けるわけにはいかない。
監督から託されたミットで大一番
大塚が使うキャッチャーミットは、渡辺雄介監督(43)のもの。「大橋が入って来る時に自分も受けようと思ってミットを買ったんですけど、2年夏の終わりぐらいに(球速が速すぎて)怖くなって捕れなくなった。」と大塚に託した。大塚は「打たれたら自分の責任。どうリードしていくかが自分の役割だし、面白み。大橋を自分が引き立たせるようにキャッチャーとしてリードしていきたい」。試合当日の同校は全校応援にバス6台で駆けつけ、市民のツアーも予定されている。リベンジを果たし、日本最北の甲子園出場校へ王手をかける。
【道スポが全部読める! お得な年払いプラン】