コンサドーレ
2025/07/12 23:35 NEW

【プレーバック】J2第23節 磐田5-1札幌

磐田に大敗を喫し、苦い表情でサポーターにあいさつする札幌の選手たち=撮影・中本翔

■7月12日、静岡・ヤマハスタジアム

バカヨコ一矢報いるも今季最多失点

 北海道コンサドーレ札幌はジュビロ磐田とアウェーで対戦し、1-5で敗れた。昨季はJ1の舞台でシーズンダブルの連勝をしていた相手だったが、前回対戦のホームで2-4で敗れたのに続き、再びリベンジされてしまった。

 札幌は立ち上がりから果敢に仕掛け、前半2分にはMF長谷川竜也(31)のスルーパスにMF近藤友喜(24)が抜け出してシュートを放つなど押し気味に進めていたが、早々に先制弾を浴びて一気に潮目は変わった。

 前半6分、自陣左サイドを突破されての低いクロスに中央のDFが引きつけられ、流れたボールに大外からDF松原に決められてしまう。同29分にも再び左サイドから狙われ、負傷で交代の気配を見せていたMF青木亮太(29)の横から相手MFクルークスに正確なクロスを上げられ、またしても松原に2点目をヘッドで決められた。

 同30分に青木が退き、MFスパチョーク(27)が途中出場。その代わりばな、今度はクルークスにCBと左サイドバック・MF高嶺朋樹(27)の間のスペースを狙われ、逆サイドからの浮き球パスに絶妙トラップから左足シュートを決められてしまった。

 前半に3点のリードを許した札幌は同アディショナルタイム2分、DF髙尾瑠(28)のゴール前へのアーリークロスにFWアマドゥ・バカヨコ(29)がヘッドで飛び込み、意地の1点を返して前半が終了する。

 ハーフタイムにはDF浦上仁騎(28)に代えてFWマリオ・セルジオ(29)、MF荒野拓馬(32)に代えてDF大﨑玲央(33)を投入。札幌は3バックの攻撃的な布陣に変えて反撃に転じた。しかし、これが裏目に出たのか後半13分、中盤の競り合いの中で大﨑が足の裏を見せてのタックルで相手と接触し、一発レッドカードをもらってしまう。札幌は1人の退場者が出て、10人で戦うこととなった。

 その10分後の同23分には、またもCBと高嶺の間のスペースを狙われる。相手にGK高木駿(36)のパントキックを拾われると、プレスが掛からないまま自陣へ侵入され、広く空いたCBと高嶺の間に入られた相手FW渡辺にパスを通され、絶望的な4点目を決められる。

 札幌は高嶺を中盤に上げ、DF西野奨太をボランチからCBに下げて4バックに戻して立て直しを図るが、時すでに遅し。後半アディショナルタイム3分には、相手に自陣左サイド深くをえぐられ、クロスが味方DFに当たってオウンゴールを喫してしまった。

 札幌は今季最多の5失点で敗れ、連勝は「3」でストップ。敵地で勝ち点を得られず、1桁順位の9位から11位に転落してしまった。


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