ファイターズ
郡司裕也 気を吐くマルチ安打 八回から人生初の中堅守備に「郡司の可能性は無限大」

■パ・リーグ13回戦 オリックス6-0日本ハム(7月11日、エスコンフィールド北海道)
日本ハムの郡司裕也捕手(27)が「3番・左翼」で先発出場。チームが苦しい戦いを強いられた中、2安打をマークして気を吐いた。八回からは人生初と語る中堅のポジションでプレー。攻守で貢献を続けているユーティリティープレーヤーが、残り2試合でのオリックスへの反攻を狙う。
左翼フェンス直撃二塁打「うまくヘッドが走った」
17安打13得点の大爆発を見せた9日のロッテ戦から一転、オリックス先発・曽谷に10奪三振を喫し、三塁を踏むことなく試合終了を迎えた、この日の日本ハム打線。重苦しい展開の中、ひと筋の光を照らしたのが郡司のバットだった。四回1死走者なしで迎えた第2打席で、曽谷の148キロをはじき返すと、打球はレフトへと飛んだ。「外寄りの球でしたけど、うまくヘッドが走ったので伸びましたね」と振り返る大飛球は、スタンドまではあと一歩届かなかったものの、反撃ののろしを上げる、フェンス直撃の二塁打となった。

先頭打者として打席に立った六回の第3打席でも、右前打を放って再びチャンスメーク。これで出場5試合連続安打、うち3度のマルチ安打となり、自身でも「状態が上がってきていると思うので、続けられれば、という感じですね」と、打撃面の手応えを感じている。