【一問一答】郡司裕也 3・4月度のスカパー!サヨナラ賞「年間大賞を取りたいなという思いで…」
3・4月度のスカパー!サヨナラ賞を受賞した郡司=撮影・松本奈央
延長十二回に劇的2ラン
日本ハムの郡司裕也捕手(27)が、その月の最もインパクトあるサヨナラ打を放った選手に贈られる「スカパー!サヨナラ賞」の3・4月度を受賞した。今回、対象となったのは、4月11日の西武戦(エスコン)の延長十二回2死二塁の場面で放った劇的な代打でのサヨナラ2ランホームラン。受賞の喜びや、劇的弾について振り返った記者会見での一問一答は以下の通り。

―受賞の感想
「このたびは選出していただき、ありがとうございます。感想としましては、これ以上劇的なサヨナラホームランが生まれずに、年間大賞を取りたいなという思いでいます(笑)。このたびはありがとうございます」
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―試合を見ていたファンへ
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「特に、僕が打ったサヨナラの試合は延長十二回でしたし、本当にいつも最後まで、遅くまで残ってくださっているファンの皆さんには感謝していますし、そうやって遅くまで残っているファンの皆さんにああいう試合を今後も見せられたらなと思っています」
4月11日の西武戦、延長十二回2死二塁、サヨナラ弾を放つ郡司
―2死一塁から松本剛が盗塁した。打席にはどんな気持ちで入ったか
「あの時は代打だったんですけど、僕は代打は基本、『そんな簡単に打てるものじゃない』と思って打席に入っているので、まあ打てなくてもしょうがないだろう、ぐらいの気持ちで行って。でもそういう気持ちで行くと、割り切りだったり、思い切りというのが生まれると思うので、追い込まれていましたけど、ある程度、頭の中にこういうボールが来るだろうなというのを思い浮かべて打てたので、冷静だったかなと思います」
―打った4球目はフォークだった。狙っていたか
「狙っていたというか、ある程度、頭にはあったボールでしたし、(松本)剛さんが盗塁をしてくれたことによって、一気に得点圏に行きましたし、バッテリーも大胆な勝負はしてこないだろうなと思ったので。剛さん、さまさまです」
4月11日の西武戦、延長十二回2死二塁、サヨナラ弾を放った郡司がガッツポーズ
―盗塁で気持ちが変わったか
「そうですね。本当にこの賞の報酬の半分は剛さんにあげても良いぐらいの気持ちです」
―手応えは
「打った瞬間は入ると思っていなかったので結構、全力で走っていたんですけど、今思い返せば、打った瞬間、歩いてバットを放り投げても良かったかなと思っています(笑)」
―球場の雰囲気は覚えているか
「僕が代打でコールされた時に、すごい歓声をいただきまして、すごいうれしかったのを覚えていますし、夜遅かったので、皆さん帰れるのかなという心配もありますし、あのまま引き分けで終わっていたら、帰る道がすごい遠いし、落ち込むファンも多いと思うんですけど、晴れ晴れ帰っていただけて良かったです」
4月11日の西武戦、サヨナラ弾を放った郡司がチームメートの祝福を受ける
―お立ち台で「いやー、俺かっこいい」という名言が出た
「あの時はテンションが上がっていたので出ましたけど、後々見るとすごく恥ずかしいです(苦笑)」
―かっこいいと思った方もいる
「まあ、はい。かっこ良かったと思いますけど(笑)」
4月11日の西武戦、ヒーローインタビューで笑顔を見せる郡司
―グッズにもなった
「ファイターズはすぐそういうのをグッズにしてくださるので、ありがたい限りです」
―どんな1本だったか
「やっぱりああいう場面で打てるのが強みだと思いますし、どういう場面でも冷静に打席に立てて、やるべきことを考えて打席に立っているので。今後もああいう場面が来たら、絶対に打てるようにという気持ちでいますね」
―今後はどう貢献したいか
「今シーズン、僕のお願いというか、もくろみでキャッチャーも増やしてもらっていますけど、やっぱり一番の強みはバッティングだと思うので。本当に全ポジション、全打順やるつもりで、やれと言われたところで結果を残せるようにしたいなと思います」

―賞金30万円の使い道は
「30万ですか。どうしましょうかね。僕も今年28になって、プロ野球でいえば中堅ぐらいだと思いますけど、このチームは本当に年下ばっかりなので、生意気な年下たちをたくさん引き連れて、ご飯でも行こうかなと思います」
―今年もマイクは両手持ちか
「そう言われると、意識しているみたいになっちゃいますけど(苦笑)。これはデフォルトなので(苦笑)」
