日本ハムは敵地からの移動日ゲームとなったカード初戦で、西武にサヨナラ勝ちを収めた。今季２度目の延長戦は最長十二回に突入し、最後は代打・郡司裕也捕手（２７）がサヨナラ２ランを放ち、３時間４０分の熱戦に決着をつけた。

　息詰まる投手戦だった。先発の山崎福也投手（３２）は六回まで無安打投球。七回先頭の西武・４番打者の中村剛也内野手に、この日両チーム初めての安打を許したが、８回２安打無失点の圧巻投球を見せてマウンドを降りた。九回は田中正義投手（３０）が３者凡退に抑え、延長戦へ。終わってみれば５投手の継投で西武打線を３安打無失点に封じ込めた。

　０－０のまま迎えた十二回の攻撃。２死から万波中正外野手（２５）が四球を選び、代走に松本剛外野手（３１）が送られた。打席には、代打・郡司。松本が二盗を決め、２死二塁となったところで、西武５番手・甲斐野央投手の４球目フォークを右翼スタンドに叩き込んだ。日本ハムはこれで今季初の４連勝。対西武戦も４連勝となった。

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